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拷問の絶対禁止 憲法のおはなし

日本国憲法36条は、

「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる」と、

拷問の絶対禁止を定めています。

戦前、戦中
憲兵や特高の拷問があったのも理由だと思います。

29才で拷問死した小林多喜二
作家の、芸術家の繊細な指を折られたのですよね。辛いです。

先日観た映画『ハイドリヒを撃て』では
バイオリン奏者の若者がナチスによる
激しい拷問の責め苦にあっていました。
音楽を奏でる手に暴力をふるわれるシーンは
肉体にも精神にも危害を加えられたと感じ苦しいです。

拷問なんて、決して正当化されてはならない

あってはならないことだと思います。

現日本国憲法では、

拷問の絶対禁止を掲げています。

それが、自民党改憲草案では、

現憲法「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる」

この条文の『絶対』という大事な文言を

しれっと削除しています。

自民党改憲草案
『公務員による拷問及び残虐な刑罰は、これを禁ずる』

なぜ大事な『絶対』を削除したのでしょうね?

時と場合によっては拷問も有り得る社会にしたいのですか?

自民党改憲草案は、憲法学者から
狂人が書いたと言われるほど、
狂気を含んだ危険な内容です。

しれっと人権規定が削除されたり、
制限がかかるように書き換えられ、
国家と国民の関係は逆転しています。


過去の歴史を振り返り
国家権力というものは常に暴走する危険性が
あること。

権力とは何かを知り、

権力の暴走を防ぎ、
権力からの暴力を防ぐ
現日本国憲法の価値をもう一度思いだしたいです。

俳優の加藤剛さんが言うように

憲法は、
戦争で亡くなった人たちの夢の形見

わたしもそう思います。

加藤剛さん
本当に良い言葉を残してくださいました🌸

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