ちいちゃんのかげおくり
「ちいちゃんのかげおくり」 あまんきみこ 作
記憶を少しずつ甦らせながら…
懐かしいお話を読みました。
わたしが子どもの頃、国語の教科書に載っていたお話です。
今もずっと教科書にあるのでしょうか?
子ども心に悲しいお話だったことは覚えていましたが、
まさか、ちいちゃんがお空に行ってしまう
それも、戦火で、
お母さんとお兄ちゃんとはぐれてしまって
ひとりぽっちになってしまって
お腹が空いて…
という展開だったなんて。。
空をみて、悲しさをまぎらわす話だったように覚えていました。
でも実際のお話は、お母さんお兄ちゃんと、
戦争に行ってしまったお父さんに
会いたくて
疲労と空腹と、家族と離れた心細さの
極限状態で
小さな女の子が全身全霊で
空をみあげて
家族を想う姿でした。
❄️
今日も暑い日だったんですけど、
涙が止まらなくなって
暑い中少し歩きました。
改憲から戦争への
時間差はほとんどないのではないだろうかと
押し寄せる暗澹たる気持ち。
けれど、戦争はいけないという
日本人の心の奥には
反戦と平和を願う気持ちがあるはずだと
そこは信じています。
ちいちゃんのかげおくり
本屋さんの夏休みコーナーの一番素敵ないい場所に、
何冊も積んでありました。