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雑談✨ 天本英世 岡本喜八監督 ブルークリスマス

最近、心揺さぶられる素敵な映画作品に
出会えて嬉しくて
胸がいっぱいになっている。

それは岡本喜八監督の
「殺人狂時代」と「ブルークリスマス」
です。

天本英世さんのエッセイを読んで
反戦と精神の自由を貫いた人生に
とても魅力を感じ、元気を貰いました。

天本英世さんのエッセイ「日本人への遺言」に、岡本喜八監督の作品にはほとんど出ていると書いてありました。

岡本喜八監督の作品は、全部で39作あるそうです。

その中で気になった2作品を観てみたんです。

岡本喜八監督は決して古びることのない
モダンな感覚とユーモア
人間を見る目、透徹する視点を持っていたんだなと
心から感動しました。

もしかしたらシェイクスピアもそんな目を
持っていたかもしれませんよね。

黒澤明監督でいったら「生きものの記録」的な、喜劇と悲劇が表裏一体だという感覚。

キューブリック監督だと、「博士の異常な愛情」
あまりの悲劇は、喜劇でしか描けないというような感じ。
「ロリータ」も不気味な話ですけど、やばすぎで間抜けというかそんな節がある作品です。

「生きものの記録」も「博士の異常な愛情」も核兵器や戦争について大きく問いかけてくるテーマなのに哀愁やユーモアや狂気に溢れていてとても面白いのです。

岡本喜八監督の作品を観て、これらの作品を思い出しました。

岡本喜八監督の作品は、独特のリズムと美的なセンスがあり、まずそこに魅せられてしまいます。

軽いタッチなのに、内容の深さ重さとリアリティーはどこまでも…
という感じです。

天本英世さんや仲代達矢さんが
華やかに異彩を放っています。

あぁ本当に素敵だなと
ずっと会いたかった人に会えたような
そんな嬉しさを噛み締めています。

「ブルークリスマス」はナチズムのことが
描かれています。
血液手帳といって、ワクチンパスポートのようなものが出てくる。人体実験の話も出てきます。

感染症全体主義の話です。

いつ誰が追われ、強制収用所に排除され殺されるかわからないという恐怖と、
人は理由さえつければ、どんな恐ろしいことでもやりかねないという側面

これが軽妙なタッチで描かれています。
傑作だと思いました。

ロマン・ポランスキー監督の映画 ローズマリーの赤ちゃん
SF小説ギヴァー 記憶を注ぐ者
吉田秋生「夜叉」
映画「ガタカ」

これらを面白いとおもう方には
おすすめの作品です😊🌷

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