【インタビュー】導入校:室の木幼稚園(後編)
学年ごとの活用方法
ーー各学年(年中・年長)どのように授業に取り入れられていますか。
年中クラスでは月に1回45分、年長クラスでは月に2回30分の授業を実施しています。
ーー年中クラスではどのように使っていますか?
年中主任:まず最初はアイテムをつくる(絵を描く)ことだけを行い、そこから一つ属性をつけて動かしてみることを1学期は行っていました。
STEAM教材を使った学びにつなげていけるように、子どもたちの理解度を見ながらステップアップしています。2学期は2、3個の属性をつけられるように、3学期にはSTEAM教材に挑戦できればと考えています。
▼STEAM教育教材を揃えたSTEAM教育実践プラン
人によって違うものができる。その違いが子どもたちの発見につながっている。
ーー年長クラスの授業はいかがですか。
年長主任:1回30分の授業の中で1つのSTEAM教材に取り組む形をとっています。最近は子どもたちのスプリンギンクラスルームへの理解が深まってきており、どんどん短時間で教材に取り組めるようになってきています。
余った時間は、好きなように触っていいよという自由時間を多く取るようにしています。直近では、色のグラデーションや重なりを楽しむSTEAM教材を行いましたが、絵の具だとこちらが用意した色を使うためどうしても表現の幅が限られてしまいますが、スプリンギンクラスルームだと濃くしたり薄くしたり、透過させたり、自分で簡単に調整することができるのがデジタルならではの良さだと思います。
普段のお絵かき以上に自分の好きな色を組み合わせるという絵画活動的な観点でも楽しんでいる印象です。
人によって違う作品ができる、その違いも子どもたちの発見につながっていると感じます。
”自分が教えなきゃ”から”一緒に学ぶ”へ。
ーー導入にあたって不安はありましたか?
年中主任:初めてスプリンギン クラスルームの話を聞いた時は、自分が子供の頃にはなかったものですし、どんな授業をしたら良いのか想像がつかなかったところもあり、教えられるか心配がありました。
はじめてみると思ったよりも子どもたちの飲み込みが早く、とても興味を持って取り組んでくれるので、子どもたちと楽しく取り組むことができています。
導入を考えている他園の先生方にも、私たち先生側も子どもたちと一緒に発見して知識を深めていくことができているので心配いらないですよとお伝えしたいです。
子どもたちから教えてもらうことも。
年長主任:最初は事前に流れを確認し、準備して授業に挑むという意識でしたが、今はSTEAM教育教材を使い、当日子どもと一緒に「今日何かなー?一緒に見てみようね。」と特に準備をすることなく行えています。
私がわからない場合でも、年長になると子どもたちの方がこうしたらいいんじゃない?とわかっていることも。
お勉強という感じで教えるのではなく、子どもたちがどんどん触っていく中で発見していくというのが大事なことだと思いますし、先生側が負担に思ったり心配する必要はなかったと今は思います。
ーースプリンギン クラスルームを通してどんな力を子どもたちに養ってほしいですか?
年中主任:スプリンギン クラスルームの授業では子どもたちから”このボタンは何かな?”とたくさんの質問がでています。
これはなんだろうと興味を持ち、自分で考え発見する力を培っていってくれるといいと思います。
失敗というものがなく、やり直せるのがスプリンギン クラスルームのいいところ。
年長主任:スプリンギン クラスルームでは何回もやり直しができます。何度もやり直しができるところから、間違ってもいいやという考えやまたゼロからつくって、そしたらまた作り直すことで新たなものができるという気づきにも繋がっていくといい。
ーー今後スプリンギン クラスルームを使ってやってみたいことはありますか?
年中主任:スプリンギン クラスルームで作った作品の作品展示をしてみたいです。
年長主任:作品を共有するボックス機能がまだ活用しきれていないので今後はこちらを活用できるようにすることで、子どもたちが他の子の作品を遊んでみるという取り組みにも挑戦できればと思います。
ーー本日はお忙しいところありがとうございました!
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