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パン(ドラマ「魔術師 MERLIN」)

カンパーニュとかブールとか、田舎風のパンってたまに食べたくなります。昔パン作りにはまって、酵母まで自家製で作っていた頃がありました。レーズンとかハーブとかで仕込み、ぷくぷくと泡立つ酵母を見て、あ、生きてる生きてると感動したものです。ハーブ酵母のパンは独特な風味があって子どもたちには不評でしたけれど、当時知り合いだった自然療法好きな知人に味見してもらったらめちゃ美味しいとお褒め頂きました。今ではパンはもっぱら外で買ってくるだけ。オーブンレンジもあるんですけれど、度重なる材料値上げで、買う方がお手軽&安いという事実に、手作り断念中です。写真はとある日のオフの朝ごはん。全粒粉のくるみパン(市販品)に、ウィンナー、スクランブルエッグ、友人から頂いた手作りいちごジャムです。

ドラマ「魔術師 MERLIN」をアマプラで見ています。1回1時間枠なので、自宅で昼食を食べられるときに少しづつ見ておりましたので、なかなか視聴が進まないのでした。今やっとランストットが出てきたところです。ただ、家族に紹介して試しに見てもらうと大はまりで、安定の毎日の夕食視聴枠に昇格したところです。

主役はマーリンという魔術師と、王子アーサー。パンは、食事の風景に出てきます。照明暗めなのでおかずはよくわからないんですけれど、陰謀、戦い、策略、交渉等のお決まりのRPG展開の休息として、食事に出てくるパンはとても美味しそう。一体何人「命の恩人」が出てくるんだ?と思う位、毎回命の危機のシーンが出てきます。そしてマーリンのそそっかしさときたらのび太級。一体何回ドラえもんの役割のような、里親的存在のガイアスに助けてもらっているんでしょう?という展開も、新しいマーリン像。どこか憎めない親近感を感じさせるのでした。

その昔「エクスカリバー」という映画を見て、マーリンは洋風仙人みたいなおじいさん、というイメージが固定化されました。それがこのドラマでは、ちょっとそそっかしい若いお兄ちゃん。少し前のアニメ「Fate」シリーズは断片的には見ておりませんけれど、歴代の有名人がすべてイケメン化されており、どひゃーとなっておりました。その昔ケルト中世の世界。魔術によって産まれたアーサー王。聖杯探索と、石にぶっ刺さった剣。そして湖からにょきっと出てきた手に握られたエクスカリバー。円卓の騎士。ランスロットの背徳、パーシヴァルの活躍。そして勇者を死後連れてゆくアヴァロンという島。アーサー王伝説は本もいくつかあって、ラファエロ前派の絵をよく鑑賞していた頃好きになって読んだ記憶がありました。昨今の2次元イケメン化に、いまひとつ、ついてイケてない化石になりつつあるのです。

そんな私ですので、2次元ではないこのドラマは、まあついていける「イケメン度」です。アーサーもランスロットも、マーリンも無事イケメン。そしてグゥェンというお姫様の侍女は創作?と思いきや、ランスロットがでてきた回に「ギネヴィア」という名を語り、、ああーやっぱりコアメンバーなのねと。となると、お姫様のモルガナさんは、今後どうなってゆくのか?と続きが気になる、上手い作りになっているのです。

このシリーズ、シーズン5までありまして、まだ1の途中を見ているところ。アマプラの公開が終わらないよう祈るばかりです。これはイギリスのテレビドラマ。映像の美しさ、小道具、大道具の作りこみ、アクションシーン(CGも入り、リアルさには少し欠けるかもです)、豪華に楽しめるアーサー王伝説だと思います。


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