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ミネストローネ(アニメ「ハクメイとミコチ」)

定期的にミネストローネを作っています。トマト風味ですが薄めの味が好きで、たくさん作り、1日目はパンと一緒に頂き、次の日にはマカロニを入れてスープパスタにしています。ジャガイモ、玉ねぎ、にんじん、キャベツ、ベーコンを全てさいの目切りにするのが手間ですけれど、出来上がりを想像してこつこつ刻むのです。

写真の左にあるのはガーリックトースト。バター、オリーブオイル、すりおろしたニンニクを混ぜて、パンに塗ってトーストし、パセリをふるだけ。次の日のことを考えて、週末に作ることが多いです。

美味しそうなミネストローネが出て来るアニメ「ハクメイとミコチ」。夕焼けトンビのエピソードにお出ましします。2等身キャラと思いきや、本当に小さな妖精?コロボックルを連想させるような存在の人達。出て来るキャラクターが皆個性的で、総じてモノづくり、アーティスト等のクリエイターです。ああ・・こんな街に住んでみたいなあと、しみじみ鑑賞。

よく見ていると、普段の人間関係でもあるあるでした。話しやすい人は「効率の名のもとに人を管理する仕事」をする人に多いのですけれど、表面上のやり取りのみで始まり、終わる。その人についての情報は何も知らずに終わるし、思い出にも残らない。後腐れなく、お金を介在する関係が終われば突然に記憶からも消してしまえる人。双方にとって究極に効率的で便利な関係。

一見話しづらいけれど関係が出来上がるととても味わい深い人は、往々にして何かを創りだす能力、何かに熱狂出来る能力を持っている人でした。こういう人はベクトルの差異と深浅で良くも悪くも思い出にも残っちゃうし、自分の人生にも影響を受ける人。いわゆる「自分史」に強烈な足跡を残すタイプ。どちらが好き嫌いというわけではなく、システムが細部まで入り組んだこの社会で生きてゆくためには、どちらのタイプの人ともやり取りをしなければなりません。

ただ、次に生まれて来なければならないとしたら、ハクメイとミコチが住むような街、仲良くなるまでめんどくさいやり取りと、若干の時間がかかる。利便性も効率も望まない代わりに、多くを持たなくても、目に見えない豊かさを味わいながら生活できる、魅力的な人達が住む街がいいかもなあと思いを馳せてみたりするのです。




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