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高尾山を歩く

高尾山に行ってまいりました。自分の体力の限界をはかることが目的です。前に行ったのはもう10年くらい前。今回は息子と2人でえんやこら。

実は今回の主たる目的の二つ目は、高尾山口駅横にある温泉「極楽湯」に行くことが目的。あちこち体が痛いので、湯治目的でもありました。

そして第三の目的がトリ撮り。ダメもとで一眼レフを担いで、歩きながら探してみようと思い立ち。

さらに第四の目的が薬王院参拝と御朱印を頂きに。なので御朱印帳もリュックに入れました。

高尾山口から下りて高尾登山鉄道へ。今回は往復ともリフト(往復950円)を使いました。山麓駅から乗って、写真は山上駅。

リフトの乗り方を見てマスターしてから乗りました。

リフトで登るだけでこの見晴らしの良さ。晴天に恵まれ、雲ひとつないお天気。

山上駅から少し歩いたところ。

朝食からもうお腹が空いてしまい、今日のお目当てのひとつ、「天狗焼き」をひとつ(200円)購入して頂きました。今川焼の天狗版かな?と思っていました。

可愛い天狗のお顔です。

黒豆が入っているあんで、温かくて美味しいです。ちなみに帰りにお店に立ち寄ると、行列ができていました。

1号路をどんどん進んでいきます。途中サル園・野草園(帰りに寄ろうかな?と思いつつ、別ルートから下りたので寄れませんでした)、タコ杉(根っこがタコみたいに曲がっていることからついたネーミング)を経て、薬王院へ。この季節まだ新緑には早いのです。

紅いヤブツバキ。

薬王院に入ると天狗さんたちの像があります。

動きのある像です。

お賽銭のほかに、お線香(100円)を入れて火をつけてお供えします。煙を自分の身体の悪いところにかぶるとよいとか、よく言われるこのお線香。アタシはひたすら頭部にあたるように煙を手で誘導しておりました。。

たくさんお供えされていました。

参拝するとそのまま奥の院から山頂にいけます。この日は参拝後一旦降りて、御朱印(300円)を頂きに。帰りよりも空いているかなと思いきや、数人の行列。いつもお預かりして番号札待ちなところをよく体験するのですが、ここではその場で書いて下さる間目の前で待っているというやり方でした。

じいいっーっと見惚れしまう美しい文字の御朱印。

ここで引き返して温泉かどうするか、というところで、せっかく来たので山頂に行こうということになり、がんがん進んで山頂に。山頂からは富士山が綺麗に見えました。この日ビジターセンターは閉館していまして、情報を取ろうと思っていたあてが外れてしまいました。

3月に高尾山登るのは初めてなので雪景色の綺麗な富士山でした。

行と同じ道では芸がないという息子からの提案で、4号路から下りて吊り橋を渡ろうということになり、進みます。

急な階段が多く、ゆっくりと歩きつつ、行の人にも後から来た人にも、止まって道を譲ります。最も怖いのは転倒。狭い山道を、隅に張り付いてじっと待ちます。

アオキの赤い実があちこちに。

手ぶらで歩けばそんなに大変ではなくても、一眼レフを首からブラ下げて手で持っているためバランス悪く、いろんな植物を観察しながら歩くため、かなりのろのろ歩行です。

キブシかな?あちこちにありました。

野鳥も探しており、さえずりはあちこちで聞こえるものの、現物はほぼ見つかりませんでした。足元見るのに精いっぱいで余裕なかったかもしれません。

根に張り付いた苔。こういうの撮るもの楽しい。

昔は山を歩いていると、見知らぬ人同士でもすれ違いざまに「こんにちは」と声をかけあったものです。それがこの日は「すみません、お譲りします」と言ってばかりでございました。我ながら歳を取ったなあと思います。

ダンコウバイ。高尾山で撮影したのは初めて。

吊り橋の「みやまばし」を渡るとゴールは近いです。高尾山にはいろんなスミレの花が咲きます。この日は春を先取りしていくつか咲いていました。

調べてみたら、ナガバノスミレサイシンかな?

リフトで降りながらロケ(よいコは真似しないでね)。

ハクモクレン満開。

リフトは行よりも帰りの方が、下を見るので怖いかなと思いつつ、慣れもあってそうでもありませんでした。景色も晴天で、よく見えました。

絶景でした。

ふもとの桜は満開でしたが、山桜はそこまでではなく。

葉も一緒についているヤマザクラ。

リフトから下りて、あちこち食堂を探しているとみるみる満席に。そして極楽湯に行ってみても後から後からお客さんが入っていて、混雑おそらく必須。温泉は断念し、食事は駅前のレストランにしました。

トリ撮りというよりも、早春の植物ロケとなった今回登山です。カメラに望遠レンズをつけっぱなしでしたので、遠景は撮影出来ませんでした。

お土産に買ってきた高尾まんじゅう。

何よりもゆっくりペースであっても、リフトからの山登りであっても、山頂まで登れてホッと安心。駅前温泉を断念しても、達成感は得られました。4号路も久しぶりに歩きましたが、一眼レフ持ちながらやっとこえっとこでありつつも、下りてこられました。

ひとつ想定外だったのは、平日なのに結構混んでいたこと。あちこち撮影を断念した場所の中には、人がたくさんいて撮れなかった場所がいくつもありました。遠足の子どもたちがいたこともびっくり。3月に遠足なのね?と。

みんなの高尾山というイメージがさらに強くなった今回登山でした。それだけに、魅力の多い山なのです。京王ライナーのMt.TAKAO号(マウントたかおごう)も出現して、ますます身近な山になったのかもしれません。

今まで初夏と秋に来たことありまして、今回初めての早春高尾山。新しい魅力をまた発見したのでした。

(高尾山の植物情報)

(高尾山を含めた秩父、奥多摩情報)


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