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【お悩み相談】 連続で職場を変えてしまい凹んでいます

NY在住 何歳からでも諦めない人生をデザインする心理カウンセラー・コーチ 平野さきです。

今日は”ココロノマルシェ”に寄せられた、Kさんのご相談に
お答えします。

⇩こちらがご相談です

はじめまして。ご相談させていただきたいことがあり投稿失礼します。

私はフリーターとしてバイトで生計を立てているのですが、今年の1月末に、2年間続けた事務職を人間関係の問題で辞めてから2ヶ月ほど無気力状態で過ごし、やっと動けるようになったところでレストランのアルバイトを始めましたが、社員の方があまりに横柄で合わないと感じ1日で辞めました。また別のレストランを見つけてそこで働き始めたところ、そこも人がどうしても合わず1ヶ月で辞めることになりました。

これもまた引き寄せ?と感じ、アーティストとして生計を立てたいという夢を持ちつつそれが実現しないのも、仕事=嫌なことという観念からなのかなという思いも湧き上がってきました。

無気力期間に自分と向き合い、人を喜ばせるのが好きで、自分が前に立つのを心の底では望んでいる(怖いけど)、という今までに何度かたどり着いていた答えの再確認をしてから、改めてのスタート直後にずっこけた感じがして、どう軌道修正をしたものか悩んでいます。お客さんと接する事自体は楽しいなと思います。もしよろしければ何か解決のヒントをいただければ幸いです。

Kさん

Kさん

ご相談ありがとうございます。

Kさんは、ご自身にしっかりと向き合うことができていて、素晴らしいです。
3つのお仕事のいずれも、人間関係が原因で辞められたとのことですが、
最初の仕事は2年間も続けられて、その後1日、そして1ヶ月と、それぞれに
Kさんのご事情があった訳で、ただ闇雲に嫌だから辞めた訳ではないとお見受けしました。

また、Kさんは行動力もあるのですね。
だって、4ヶ月間で2つの新しいお仕事に応募し、採用され、出勤されたのですから。
これは並のパワーではできません。
新しい仕事って、精神的にも肉体的にも、大きな力が要りますよね。

今起こっていることは、今後のKさんのライフワークを考える大きなチャンスだと思います。

ご相談分をお読みして、私が特に気になったことが2点あります。
①本当のKさんを押さえつけているもの
②Kさんが本当にやりたいこと

それぞれについて、下記に書かせていただきます。

本当のKさんを押さえつけているもの

>自分が前に立つのを心の底では望んでいる(怖いけど)

自分で認めるのって、なかなか勇気がいるますよね。

>人を喜ばせるのが好きで
>お客さんと接する事自体は楽しいな

本当のKさんって、人が好きで、誰とでも話すことができて、明るくて社交的、ではありませんか?

ところが、何かのきっかけで、そんな本当のKさんが押さえつけられているのではないかと思いました。なぜなら、自分が前に立つことを心の底では望んでいるものの、そこに”怖れ”があるからです。

幼少期や思春期に、何か思い当たる経験はありますか?
例えば、
人前で大変恥ずかしい思いをして、トラウマ的になった、今でも引きずっている、
仲間はずれをされて、本当の自分を出すことが怖くなった、など。

カウンセリングでは、その辺りについて伺いたいです。
また、Kさんのご家族についてもお伺いしたいところです。

本来は明るく社交的なKさんが、何かのきっかけで、どこかの時点から、
本当の自分を押さえつけて、人の目を強く気にするようになってしまったのかもしれません。
それは、他人軸の傾向が強くなった、とも言えます。

3つの職場での人間関係について、それぞれについてお伺いしたいところですが、それらも、もしかしたら、他人軸であることに起因するかもしれません。

もしも過去の傷を引きずっているようであれば、まずは、その傷を癒すことが解決への近道です。Kさんが自信を持って人前にたち、楽しくお客さんと接したり、人を楽しませることができるように、まずはその傷を癒していくこと。そして、Kさんの自信を取り戻していくよう取り組みたいです。

Kさんが本当にやりたいこと

Kさんにとって、アーティストになることはどのくらい心がワクワクするしますか?

>アーティストとして生計を立てたいという夢を持ちつつそれが実現しないのも、仕事=嫌なことという観念からなのかな

アーティストはあくまで生計を立てる手段に過ぎない、
他の仕事よりはアーティストが良いだろう、
そんなやや消去法的な感じでしょうか?

ご相談分から、Kさんがアーティストになることにどのくらい情熱を持っているのか、気になりました。
本当に好きなことって、寝食を忘れてもとまではいかなくても、
夢中になりますよね。

もしもKさんが、アーティストになることにあまりワクワクせず、
アーティスト=仕事=嫌なこと
と感じる部分が強いのであれば、もう一度、Kさんが本当にやりたいことを見直してみることも良いと思います。
自分はなぜアーティストになることに憧れているのか。

どんなに好きな仕事でも、嫌なことがひとつもない仕事などないと思います。
しかし、自分が本当に情熱を持っている仕事であれば、多少の困難があっても、それよりも情熱が上回るものです。

アーティストとして生計を立てていきたい理由は、もしかしたら、

  • アーティストになればできるであろう”自由な生き方”(時間的な拘束が少ない生き方)

  • 組織に合わせなくても良いこと

  • 創作活動を通して多くの人に出会う

など、本来の創作以外のところにあるのかもしれません。
とすると、それらを満たす、アーティストよりもKさんにあった仕事、
Kさんが本当にワクワクするような仕事、すなわちライフワーク、
は他にあるのかもしれません。

もちろん、ライフワークはやはりアーティスト、ということであれば、
それは素晴らしいです。

この機会に、今一度よく考えてみることができると良いですね。

自分で考えているだけでは、自分から出る問いに答えるだけになってしまいます。カウンセラーと一緒に向き合ってみることもお薦めです。

Kさんがこのお悩みを乗り越えて、Kさんが本当にやりたいことを生き生きと行うことができるように、応援しています。

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心理カウンセラー・コーチ
平野さき



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