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食べながらランキングづくりという研究

スプレッド料理に遭遇する確率が高いのが、中東・地中海の料理。海外に行けば、中東の人が暮らすエリアがあって本場のケバブやフムスがすぐに食べられるのに、日本では検索してもあまり出てこないのが残念…。だったら自分たちで作ろうと思って、スプスプを始めたのだけども。
でもやっぱり本場の味が食べたい!と思うときに行くお店を紹介します。

今日のお店は「トルコ料理HiSAR(ヒサル)」
大久保駅の南口から歩いて30秒にあるので、韓国料理やベトナム料理の誘惑に負けずに直行できます。

たくさんのスプレッドを一気に試せるのが、メゼ。

IMG_3004のコピー

メゼは前菜、アペタイザーという意味。日本のトルコ料理屋さんにはだいたい盛り合わせがあって、色んなものをちょっとずつが大好きな日本人にぴったり。ヒサルでは、フムス(ひよこ豆)、ババガヌーシュ(ナス)、ほうれん草とヨーグルト、トマトと唐辛子、ポテトサラダ、ラタトゥイユのようなもの、とドルマ(葡萄の葉に包まれたもの、ヒサルはご飯がつまってる)などがやってくる。白い三角形のもは、ベヤズ・ペイニルというヤギのチーズで、超あっさり。尖った味はほとんどないので、トルコ料理屋さんに行ったら、試してみてほしいです。ここでだいたいその店の味がわかります。ヒサルは、どのメゼも手間をかけて丁寧に作られていて、同じヨーグルトベースになっているものがあっても味に違いがあるので、飽きが来ない。

さて。
出てくるとすぐに、味見しては何が入っているか分析する。これ唐辛子じゃない?このクリーミーさはどうやって出すの?と。
そして勝手にランキングをつくる。私たち2人は好きな味がほぼ正反対なので、ランキングに共感は生まれない。このポテトサラダはじゃがいものつぶが全然ないから結構上位かもと言えば、まぁ食べやすいよね、と評論される。この辛いのが一番好きだわと言われれば、辛くなくてもおいしいよね、と返す。これが、スプスプの食べながらランキングづくりする研究方法だ。自分だけのランキングをつくりながら、分析結果を言葉で表現し、スプレッドを考察している。
万一私たちがお店を出した時、こんな風に食べるお客さんがいたら、味を吟味してくれているんだなと寛容でいられるかは自信はない。が、どうしてもやってしまう。すみません。また行かせてください。
どうぞよろしくお願いします。


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