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メタバース空間での授業を考える その1「目的を明確にしよう」

これまで、練習も含めて十数回、メタバース空間での授業や講演の機会がありました。

公教育の場で現実の教室で、対面での授業で12年間教えてきた身としては、本当に大きな変化です。私が2020年度いっぱいで学校生活を離れてからもGIGAスクール構想によってICT機器が児童生徒1人1台という環境が実現し、変革の時を迎えています。

私たち教育に携わる大人も、これまでの指導経験に必要以上に頼りすぎてはならず、新たな手段としての学びを積み重ねていかなければなりません。

忙しい中でなんで…という気持ちはよくわかります。

そんな時に、目的意識が大切になると思います。

不登校児童生徒の数が増えている

上のグラフは、校種別の不登校児童生徒の数を示したものです。小中学校での伸びが気になるところです。コロナ対応の中で、学校に通うことに対する障壁が高くなってしまった状況が推測されています。

このような環境において、学校に行かれなくとも学ぶことを止めないために各学校での取り組みが試されてきました。以下は私が教員だったコロナ対応当時、取材を受けて記事になったものです。
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/1265043.html

目的は何か。それは、

「登校できなくとも子どもたちが学べる状況を用意してやること」

だと思います。

そして、学校に来られない環境下でも、なるべく質を落とさない。学びのスタイルや内容によっては、本当の教室よりもむしろ、オンラインでの環境の方がより良い学びを提供できるかもしれません。

もちろん、リアルな教室の方が優れていることなんてたくさんあります。全部が全部オンラインに変われば良いなどとは全く思っていません。

しかし、テクノロジーがどんどん進化している現在、子どもたちの学びの選択肢を増やすために努力しておくことは、児童生徒のためには欠かせない要素となると思います。先生にとっても、テクノロジーと教育の掛け算で指導の土台を考えて実践していくことで、学びの場の価値を改めて問い直す機会になるはずです。

我々Supportiaに、現場の先生方にはどんどん参加してもらって、ぜひ色々なことをメタバース空間で試してみてほしいと考えています。そして、将来的にメタバース空間と学びの場が結びついた時には間違いなくトップランナーとなって学校現場で工夫を共有するリーダーとなっている。

そんな状況になってくれれば、何よりの目的である「子どもたちの学びの選択肢が増える」ことにつながるとともに、メタバース空間での授業について導入前に実践を積んでいるわけなのでより早く、スムースに子どもたちへの指導に入れる。

だから、仲間を増やしていきたいし、導入を考えている自治体の方や教育委員会の方ともお話する機会ができたら嬉しいと思っています。

そして、幸いなことにメタバース空間で集団に向けて話す機会を、比較的早い段階でいただいた私には、なるべくメリットや課題について広く発信していく必要があるように思い至りました。

よって、少々教える側向けの記事になってしまいますが、今後の気づきはどんどん文章にして残していきたいと思います。

Supportiaに現在所属してくれている初期メンバーとも利点と課題は共有して、出てきたものはどんどん記事にしていきます。

今回は、目的意識をもって【テクノロジー×教育】を実践してみよう!というお話でした。

Supportiaでは、メタバース空間やマインクラフトでの授業実践に興味があり、【テクノロジー×教育】について実践を伴って学ぶ意欲のある現職の先生を募集しています。公教育にこそ、学びの場の拡張が必要だと考えているからです。ぜひ力を貸してください。

HPの問い合わせから、応募が可能です。どうぞご検討いただけましたら幸いです。

https://spptia.com/recruit/

9月の第一期生授業開始に向けて、今後も発信と授業づくりを継続していきます。どうぞよろしくお願いします。

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