クリスマスツリーとペット
クリスマスシーズンになると、クリスマスキャロルを聞く機会が増えます。
わたしは南半球のニュージーランドに住んでいますので、こちらのクリスマスは夏です。
サンタがビーチで寛いでいる画像や映像が大人気。
実のところ、クリスマスは地球温暖化のために例年雨ばかりで、本格的な夏を楽しめるのはたいてい一月二月になるのですが、幸運ならば清々しい夏の日のクリスマスを楽しむことができます。
クリスマスといえば音楽といえばクリスマス・ミュージック!
なのですが、英語の国では日本の文科省省のように全ての世代の国民が知っているような歌が少ないのです。みんなで歌える歌って意外と少ない。商業的に街角に流れるクリスマス音楽って実はそれほど面白くない(わたしにはそうなのです)。
そんな英語の歌のなかの特筆すべき例外はクリスマスキャロル。
クリスマスは世俗化してサンタクロースの日になって久しいですが、ファーザークリスマス(サンタのこと)の歌ばかりがクリスマスに流れるわけではない。サンタの歌は商業的に作り出された歌なので、自分達が歌える風に作られた歌は少ないし。
クリスマスキャロルは伝統的な歌。教会でみんなで歌う歌。文科省唱歌のように、拍子が分かりやすく歌いやすい歌ばかり。中には数百年前の古いメロディさえ今もなお歌われている。
日本語の歌で数百年前のメロディなんてほとんどない。日本人が懐かしく思う歌は明治時代以降の歌。
クリスマスキャロルには郷愁が詰まっています。
わたしがクリスマスキャロルを学んだのは、ニュージーランドに来て、英語学校に通っている頃に授業の一環として習った歌が初めての英語のクリスマスキャロルでした。
なのでクリスマスキャロルの英語歌詞でも紹介しようと思いましたが、お休みに入ってイマイチ難しい話もなんですので、動画を貼って誤魔化します。日本の学校はこれから冬休みでしょうか。
もう20年以上も前からクリスマスになると聞く音楽。
ドイツのマックス・レーガーがドイツの古い歌を編曲して子守唄にしたものです。マリアの子守唄。
このメロディは同じドイツのブラームスによっても歌曲にされています。ヴィオラ伴奏付きの名品。ブラームスの歌曲が大好きなのですが、このヴィオラ付きの歌曲は何度聴いても素晴らしいと感動します。いろんな歌手によって歌われていますが、ここではオッターをどうぞ。
ドイツ語ですが歌詞を紹介しましょうか。レーガーの子守唄から
皆様も良いクリスマスをお送りください。
日本にいてはクリスマスは商業的なイヴェントにすぎないかもしれませんが、もし楽しいことを家族や恋人や友達としてみたいと言われる方には最高のイヴェントなはずです。
お祭り騒ぎに参加しようがしまいが日本では個人の自由かもしれませんが、チキンやターキーの丸焼きをみんなで食べるのはいいことです。誰かと一緒に楽しく食べると美味しくなるし。
今見ているアニメ「あらいぐまラスカル」にもクリスマスが出て来ました。
もうしばらくでクリスマス!
今年はヘンデルのメサイアを聞いてクリスマスを迎えることにしています。
昨晩は聖公会協会のキャンドルライトサーヴィスでキャロルを歌いました。聖歌隊の合唱は素晴らしいものでした。しばらくNoteもお休みします。
クリスマスのコンサートのことはまた別の機会に書いてみますね。
Merry Christmas!
ほんの小さなサポートでも、とても嬉しいです。わたしにとって遠い異国からの励ましほどに嬉しいものはないのですから。