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あの人が 願っていたこと 26

願いには いろいろな形がある
この詩は 誰かの願いの物語から
湧きあがった直感を 絵にした記録

あの人は 語った

関わる人が やりたいと思った時に
ぐいっと アクセルを踏めるようにしたい

あの人は 行動的だ
複数回 仕事を変えた

自分の直感に 従い
導かれるように 場所を選択してきた
そのエネルギーに 圧倒される

しかし 元々は
そういうタイプではなかった

はじめてみたい
ダメだ ダメだ ダメだ

やってみたい
ダメだ ダメだ ダメだ

内なる声は 人生において
ずっと止められてきた

転機になったのは 二十歳の時
自分の意思で 海外へ渡った

当時のあの人にとっては
未知 未開の領域

だが 好奇心が 背中を押した
この広い世界を 自分の目で見てみたい

できる限りの準備し 
情報を集め 計画を実行

そうして 旅に出たのだ

はじめて見た 海外の衝撃
身体を貫く 電撃のような衝撃

世界は なんと 自由なのか

恐れていること であっても
情報さえ 手に入れれば
乗り越えて いけるのだ

だから あの人は悩む人に
手を差し伸べる

 恐れているものって 何かな
 ひとつひとつ 調べてみたらどうかな

寄り添うように
そっと 問いを投げかける

そうやって 
困難を乗り越えていくのだ

この絵は 願いの絵
問いを重ねながら 本来の姿を解放する親鳥の絵

啐啄

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