その願いに 手を伸ばせ〜ルパン三世からのメッセージ〜

彼は言った

欲しいものがあるなら
待っていちゃあ　だめだ

お前さんは

どうして自分から
獲りに行かないんだ

うずくまる僕は答えた

　君のように　獲りに行くことなんて
　僕にはできない　自信がないんだ

すると　彼は腰を下ろし
僕の肩に手をかけ
言葉を　続けた

そうか　自信がないんだな

そりゃあ　そうさ！
誰だって　はじめは素人だ
一気に　達人にはなれない

共感はしてくれたが
ニヤリと笑い　言葉を続ける

だが　知ってるか

前に進まないとな
たどり着くことはできないんだぜ

立ち上がり
僕の半歩前へ進む

逆光で　顔は見えないが
笑っているのが　わかる

それに　お宝ってのはな
向こうからは　来てくれないんだぜ

お前はどうする？

このやりとりは　以前参加した
プロセスワークの出来事

抱えている困難を　イメージし
乗り越える　アドバイスを探る

そのために

自分の中の　ヒーローにアクセスして
見つけていくワークだ

困難を　打開できなくて
うずくまっている僕から

生まれてきたヒーローは
ルパン3世

たしかに

ルパンは　目標が困難でも　
決して怯まない

そこに向けて　どうすればいいかを
常に　常に　常に　考える

そして　困難な時に笑う

目の前のことに
打ちのめされてしまう自分は　
遠いなぁと　正直　思った

けれど　一方で
すこし似た　自分もいることに気づく

・どうしたら　広がっていくか

・どうしたら　次に繋がるか

・どうしたら　願いが叶うか

他の人が　語った夢なら
同じような　考えが浮かぶ

改めて見直すと　確かに　
そんな一面も　あるのかもしれない
受容が足りないだけなのかも

より　強く
より　軽やかに

自分の願いを叶えるためには
待つのではなく　
自ら手を伸ばすんだ