あの人が願っていたこと 57

願いには　いろいろな形がある
この詩は　誰かの願いの物語から
湧きあがった直感を　絵にした記録

あの人は　
起点になりたいと　語った

何もないところから　幸せを生み出す
ありがとうの　起点に

仕事のしていた　父の
肩揉みを　していた

正直　面倒だった
けれど　ありがとうさえあれば　
気持ちは　喜びに変わった

そして　これは　
人と人とが　暮らす
日常の　根幹だと　気づいた

あの人は　ありがとうを生み出すために
できることを　次々と手を出していった

無尽蔵にも　見えるその力は
家族から　注がれている

ついつい　自己犠牲に走りがちな
あの人

ほんとうは　家族には　
お互いに　高めあう
存在であって　ほしい

家族に　応援されるならば
もっと　羽ばたくことができる

家族に　応援されるなら
もっと　たくさんのありがとうを届けられる

そして　それこそが
あの人の家族を　幸せにするのだ

この絵は　願いの絵
家族との繋がりを根源とし　日常に感謝を届ける生命の絵

螺旋

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