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あの人が願っていたこと 45

願いには いろいろな形がある
この詩は 誰かの願いの物語から
湧きあがった直感を 絵にした記録

あの人は ずっともがいていた
どうしたら 自分らしく生きることが
できるのか

問いばかりが 頭に残った

教育に 厳しい家庭に生まれ
優秀な 兄弟を持った

常に 比較の対象になり
自分は 何のために生きているのか
問い始めるのは 自然のことだった

そんな あの人が
目覚めるきっかけに なったのは
大学での 出来事

当時所属していた サークルでは
運営がうまくいかず 停滞していた

いつもならば 目立った行動はしない

けれど サークルに愛着のあったあの人は
他の人が 発言しにくい言葉を
踏み込んで 発していった

なぜ 言葉にしないんだ
みんな 思っていることがあるだろう

リスクを取って はじめて
自分を 表現できたような 気がした

その時の あの人の行動は 運営を
大きく変えることと なったのだ

この時の 身体を貫くような感覚が
ずっと ずっと 残っている

自分は 何のために 生きるのか
何を 目指すのか

あの人は 問いに向き合い
答えを 探している

誰よりも 何よりも 
自分の生を 肯定するために

この絵は 願いの絵
自らの生命の意味を問い 生きた証を残そうとした決意の絵

爪痕

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