あの人が願っていたこと 48

願いには　いろいろな形がある
この詩は　誰かの願いの物語から
湧きあがった直感を　絵にした記録

あの人は　人と人との関わりに
強く　心を惹かれていた

そして　コーチングを　学ぶ道のりで
あの人は　衝撃を受ける

自分と異なる　他者と
こんなにも　強く繋がることができるのか

その想いが　自分の根幹にあることに
気がついたのは　つい最近

仲間の前で　
ある歌を　歌った時

平和を　願い
健やかなる日々を　歌う

不思議と　身体の中から　
力が　湧き上がり

声は　壁を飛び越え　
遥か遠くまで　届くようだった

これは　全てと　繋がっている感覚だった

それは　幼い頃
どこかに忘れてしまった　感覚

一度は　無理なのだと　
諦めてしまった　感覚

やっぱり　違ったんだ

やっぱり　繋がることができるんだ

私たちは　繋がることができる
例え　お互いの間に　
どんな違いが　あったとしても

確かに　目の前にある
現実世界は　断絶だらけだ

ほんの小さな　違いが
境界線を　生み出してしまう　

けれども　

そうだとしても
私は　全てと繋がって生きることを　選ぶ

そして　いつの日か　
私から　世界とも繋がっていくことができたら

この絵は　願いの絵
自らの境界線を曖昧にし　全てと共に在る精神の絵

渾然

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