デザイナーの選ぶ日用品-013.コースター
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デザイナーの選ぶ日用品-013.コースター

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soil ラージコースター

コースター / 日本

私は元々コースターを敷くという習慣がなかったので、一人暮らしを始めてすぐはティッシュをたたんで結露したコップの下に敷いてました。熱々のコップを置いても痛むようなテーブルではなかったですし「結露さえなんとかなれば良いや」程度に考えていました。

しかしある日「コースターが敷いてあるとテーブルがサマになる!」と安直な気持ちでコルクのコースター買ってみましたが、ズボラな人間は見た目から入ると使わなくなります。結局1度使用してから、棚の中で忘れ去られています。

そんなとき出会った「soil(ソイル)」のコースター。ソイルは珪藻土でできています。珪藻土というのは昔から土壁として利用されており、湿気を吸い取る能力があるので、土壁を利用した室内の湿度を一定にして快適な空間を保つことができます。そんな珪藻土を使ったソイルの製品。

売り場にはソイルのバスマットと霧吹きがおいてあって「ご自由に試してみてください」みたいな文言。「どれだけ吸水性があるの?」と懐疑的でしたが、吹きかけてみるとびっくりするくらいめっちゃ吸う。コースター2枚で2,000円……高い。と思いながらも、石のような見た目なのに吸水力が凄いことに感動して購入してみました。

使ってみるとめっちゃ便利。結露を気にせずにキンキンの飲み物を楽しめます。特に氷の入った飲み物では結露がエンドレスなのでかなり重宝します。

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フォルムはとにかくシンプル。裏面にロゴが入っていますが、表に出ていないのは嬉しいです。角もある程度尖っているのもシャープで良いところです。私は汚れが目立ちにくく、テーブルをキリッと引き締めてくれるブラックを選びました。

困る点は、飲み物をこぼしてしまった時に色が染まってしまう点です。飲み物によって染まってしまった場合は「薄めた漂白剤をしみ込ませた柔らかい布などで軽くたたいてシミ抜きをする。シミ抜き後は軽く水で流し完全乾燥させる。」という方法が、公式から出てるっぽいですが、私はズボラ。正直、面倒臭い。気が向いたらやろうかなという感じです。また油もついてしまうとシミになります。また、珪藻なので強くぶつけると欠けますし、落とすと割れます。気をつけましょう。私は落として1枚割りました。

今は2枚(割ったので1枚)だけ使っていますが、あと2セット(4枚)くらい追加して、結露しやすいものを置いたりできたら楽だなと考えています。

「Soil」が発売されてからどんどん類似品が発売されています。その類似品ですが、2021年1月、中国で製造された商品(ニトリ/カインズ/ヤマダで販売)に人体に害のある石綿(​アスベスト)が含まれていることが判明し、自主回収の騒ぎになりました(ニトリのお知らせはこちらヤマダのお知らせはこちら)。類似品は安価に手に入るものの、安く製造するために安い部材を使用することがあります。また「どこでどのように製造しているのか」という情報も少なく、不安な面も多いのです。

「Soil」という商品は、元々、左官職人さんの所属する会社が珪藻土の壁の減少に伴い左官の仕事も減っており、それを打破するために左官職人の技術・珪藻土の持つ機能を応用して作られた商品です。技術・材料・ストーリーから信頼できる商品だと分かります。ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

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SPOT DESIGN 坪田将知
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坪田将知。SPOT DESIGN代表、プロダクトデザイナー。デザインバカの人。デザイン視点で何かを分析するのが趣味。ウェブサイト:https://spotdesign.jp インスタグラム:https://www.instagram.com/spotdesign_tsubota/