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お医者様大変!

0.灘高校という超難関校の現在

東京大学合格数上位推計
1.開成高校187名 医学部歯学部合格数16名
2.筑波大駒場119名 同65名
3.麻布高校100名 同20名
4.聖光学院93名 同88名
5.灘高校73名 同104名

医学部歯学部合格数上位推計
1.巣鴨高校162名 東大合格数21名
2.豊島岡女子学院150名 東大合格数29名
3.渋谷学院幕張138名 東大合格数72名
4.駒場東邦124名 東大61名


1.医者と言う職業の可能性

あまりだれも言わないことなので反感覚悟で言います。
皆様は「総合診療医ドクターG」という番組をご存知でしょうか?
私はこの番組を見て驚愕しました。この番組で、名医と呼ばれる先生が行っているであろう作業はかなりシステマティックです

①患者の症状と検査結果から、病気の可能性を出来るだけ広く抽出
②重篤な病気の可能性に配慮
③抽出した病名の切り捨てに必要な患者のデーターをとりに行く
④データから病気の可能性を一つずつ消してゆく
⑤残った病気を正しいものとして抽出する

そして名医と呼べる要因を抽出すると

①患者の微かな変化を読み取る力
②コーチング等により患者の口から引き出す力
③質問力
④患者に信頼される態度、言動

となる訳です。
そして、問題に解答する側の普通のお医者様である研修医さん達は、プログラム化可能なプロセスを膨大な時間をかけて、経験蓄積してゆく途中の方々に見えてしましました。
これがいわゆるカンファレンスというものであるなら、素人意見で言い切ってしまうと、、、、

プロセスは想像以上にAI代替可能なスキルである。

2.これは社会にとって良いことなのか

能力の高い方々が社会に必要である為、平均収入の高い職業につくのは良いことかも知れません。しかし、急激な少子高齢化と医療費負担の増大から推測される状況は「AI参入で起る賃金の2層化(低価格化と高価格化)」です。これは「医療危機」の状況ではないでしょうか。

能力が高いのに低価格化に晒された一部の人間は「医療ベンチャー」等へスピンアウトし、益々AI化と低価格化の進展に拍車がかかるかも知れませんね。まあ、これは社会にとってはあるいは良いことかも知れません。

問題は、人間観察に優れ、コミュニケーションに長け、結果としてAIを凌ぐパフォーマンスを魅せるスーパードクターは、一般庶民には手の届かないものになるかも知れない点です。
これを防ぐには

1.スーパードクター達の職業倫理感に期待する
2.昔の銀行のように医者を護送船団方式とする

等して、「収入と技能を切り離す」しか一見方法は無さそうであり、かなり困難な状況が見えて来ます。何か良い方法はないのでしょうか?

3.スーパードクター制度

そこで、あたしゃ又暴論を吐きます。
パイロットのように独自の教育課程でさらに少数精鋭のスーパードクター制度と教育課程を設け、スーパードクターには
①税金補助による一般ドクターと異なる賃金保証と名誉
②高い倫理基準
③厳しい罰則

を課し、高所得者だけのものから社会財産へと還元するのはいかがでしょう。結果としてその増額分は、AI代替可能医療現場の費用から捻出される為、一般大学医学部の価値(医者の収入)は大幅に下がるかも知れません。
そうなれば、有名校の医学部進学ブームも当然又東京大学万歳に回帰するかも知れませんね。(女子差別なんかしてる場合じゃないと感じるのは私だけでしょうか)
まあ、いつもの暴論ですが。


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