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スポーツベッティングと法律

スポーツベッティングとは、スポーツの試合を対象にした賭け事のことです。
どの国でも、ギャンブルは法律の下で管理されています。
日本では競馬、競輪、競艇、オートレースがありますし、スポーツくじと称される野球やサッカーの試合を対象にした賭け事もありますが、いずれも法律の下で認められた地方公共団体や法人が施行する形になっています。

海外では、イギリスでは1960年代から政府が公認したブックメーカーが知られていますし、アメリカでは2018年に各州が独自に対応できることになり、スポーツベッティングが過半数の州で解禁されています。カナダも21年から合法となり、主要7カ国でスポーツベッティングを解禁してないのは日本だけです。

スポーツベッティングが盛んになってきたのは、合法化だけではなく、テクノロジーの進化とも大きく関連しています。通信速度が飛躍的に向上したので、試合前に勝敗をかけるだけでなく、試合中のベッティングが可能になりました。例えば、野球で次の打席にホームランの打つのかといった賭け方です。

スポーツベッティングを認める理由は、税収が増加するからです。アメリカでは各州の税収不足から違法なベッティングに流れているお金を管理して、課税しようと考えました。
掛け金は一気に膨れ上がり、ベッティングをビジネスとして行う関連企業がいくつも生まれました。試合の視聴者数が増えたり、それに伴って人気スポーツの放映権料もアップします。それらの一部が、その競技団体に還元されて収入アップとなるといったことが起きています。

日本では、スポーツベッティングを合法化するかについては、スポーツ庁や経済産業省が有識者を集めて慎重に議論検討している段階です。

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