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地球という相棒


木をぼーっと見てたら、空想に花が咲きまして。

窓の外に大きな木があって、とてもきれいに茂っているのが見えたんです。そこに謎の巨大な手が空から降りてきて、その木をヒョイっと持ち上げてしまったのです。根っこが地面から離れてブラブラと宙に浮く大きな木。ずっとそのまま持ち上げられてたら、枯れちゃうなぁ。そんな空想です。

木は地面と合わせて1つの木なんですね。当たり前だけど。”木”それだけでは”木”として成立しない。もう少し大きく言えば、地球から生えているから木として成り立っている。これって人間も同じだなと思うんです。

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私たちは身体を動かす時、自分ひとりの力で動かしていると思っています。自分以外に自分を動かすものはない。そう思っている。でもそれは、少し違います。身体を動かすというのは、地球との共同作業なのです。自分と地球とがペアになって身体を動かしています。

”10”の力を出したい時、私たちが”10”の力を出せば、地球は何もすることがありません。”10”の力を出したい時、私たちが”5”の力を出せば地球は”5”の力を出してくれる。私たちが”1”の力しか出さなければ地球は”9”の力を出してくれる。そうやっていつも私たちは地球と一緒に動いています。

地球は私たちが考えも及ばないほどの、とてつもない力を持っている。だから私たちをサポートするなんて簡単なことだし、持っている力を少しでも出せて地球は嬉しい。はずです、たぶん(笑)。


私たちが”1”しか力を出さずに地球に”9”の力を出させてあげると、地球は嬉しくなって、”10”、”11”、”12”ともっと多くの力を出してしまう。そうすると結果として、私たちはどんどんと大きな力を出せるようになってきます。

そうやって地球に頼って大きな力を出していくと、身体には必要な場所に必要な筋肉が付いていきます。そうして出来た身体の動きを、しなやかだね、美しい動きだね、そんな風に私たちは感じるのです。


地球に頼らず自分で何もかもやろうとすると、すぐに限界が訪れて苦しみます。それは身に染みてわかります。随分と経験しました😭  今思えば、もっと頼ればよかったのですね。

地球はとても頼りになりますよ。



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