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【進路に悩む高校生必見!!経済学部で何を学ぶ?】9.経済史編


はじめに


 今回は経済学部で勉強する経済史についてどのようなことを学ぶか解説します。進路や学部選びに迷っている高校生、学問に興味のある大人の方に向けて、現役経済学部大学生が解説、紹介します。

 経済学部を志望する高校生の多くは、世界史または日本史を専攻する文系の方が多いと思うので、今回のテーマは身近なものかと思います。なので、自分が勉強している科目が大学に行ったらどう発展されるのかぜひ見てください。

 他にも経済学部が勉強する学問を紹介しているのでよかったら見ていってください。



経済史はどういう学問?


 経済史ではどのようなことを学ぶか説明します。経済史では経済活動や経済制度の歴史を学びます。これは分析の対象を過去に当てることで、歴史の因果関係など考察します。

 個人的に面白いと思う点は中学・高校と勉強してきた歴史を「経済」という視点で見ることでより深く歴史を体感できるところです。

 具体的にどういう学問か見ていきましょう!


具体的に紹介:おすすめポイント


 経済史とはどのような内容を扱うか説明します。私が履修した経済史という授業は江戸時代からの日本史に限定したものなので、日本経済史について紹介します。

・江戸時代の経済:鎖国による経済的影響
・明治時代の経済:江戸時代と明治維新のつながり
・戦時中の経済:財政赤字や金本位制
・戦後の経済:高度成長とバブル

 概ねこのようなものを学びました。以下は日本経済史の流れをざっくりと紹介し、私が個人的に興味を持った内容を紹介します!

 ※この記事についてはGeminiという生成AIを用いております。私が台本を作り、Geminiに文章を生成し、最後に私が修正・編集しました。


ざっくり経済史紹介


江戸時代

  • 鎖国: 閉鎖経済で安定状態に、長崎をはじめとする4つの箇所で貿易

  • 都市の発展: 江戸や大阪などの都市が商業・金融の中心地として発展。後の明治維新の基盤になる。

  • 開港: 港の開港・国際水準の物価体制による開放経済システムへ転換

明治時代

  • 鉄道・郵便・電信などのインフラ整備: 近代的な経済活動の基盤を整備。

  • 金融制度改革: 国立銀行の設立や円の誕生など、金融システムの近代化。

  • 松方財政: 松方正義による紙幣整理、銀本位制、デフレーションなど

  • 自由貿易への移行: 鎖国政策を廃止し、国際貿易を拡大。

  • 日清・日露戦争: 軍備拡張、国際収支の悪化

戦間期

  • 第一次世界大戦後の好景気: 戦争特需による活発な経済活動

  • 恐慌: 大戦ブーム終了、関東大震災の影響で不況が続く

  • 金解禁、財政再建の遅れ: 度々続く恐慌により、金本位制の復帰が遅れ、財界整理が遅れる

  • 2つの財政: 井上財政と高橋財政による金本位制

  • 国債の発行: 戦争長期化のため、国債発行で財政赤字に

戦後の高度成長からバブル崩壊

  • 高度成長: 民間設備投資、耐久消費財などの内需による経済成長。

  • 安定成長: 円高にもかかわらず、自動車などの輸出で安定成長に。

  • バブル崩壊: 1989年末の株価暴落と資産価格の急落。

  • 長期化する経済停滞: バブル崩壊後の長期的な景気低迷、失われた30年。


個人的に面白かったところ


 個人的に面白いと思ったところは、対外財政状態の変化です。

 日露戦争で国際収支がマイナスとなった日本は経済的にかなりまずい状態になりました。しかし、一次大戦の勃発により軍需が増え、国際収支は黒字となりました。そのため、回復を遂げることに成功しました。

 しかし、その後の震災などによる不景気でまた国際収支がマイナスとなったのでは、結果的に日本の収支はたった数十年でマイナス→プラス→マイナスを繰り返すという事態になりました。個人的に経済がここまで動くことは歴史的に珍しいと思い、面白いと感じました。

 また、一次大戦の軍需で、本来潰れるような経営状態の企業が存続してしまったため、震災の不況で一気に潰れたという話もあったそうです。


まとめ:他にはこんなことを学ぶ


 以上のことから、経済史というものがどういう学問か理解できたと思います。今回は歴史をざっくりと紹介しました。歴史を経済に絞って学ぶと、歴史に対して新しい視点を見つけることができて、面白いですよね。また、経済史を勉強すると、今と共通することを発見できるかもしれませんね。

 他に大学で専門的に勉強しようとすると、上記の項目をより詳細に勉強したり、大学によっては世界の経済史を扱ったりするかもしれません!

次回は財政学という学問を紹介します!

 経済学部に進路を考えている方への1つのきっかけになればいいなと願っております。最後まで見ていただきありがとうございました。

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