【デュアルキャリアアスリートの挑戦】Y.S.C.C. 西山 峻太選手
今回はスポーツと仕事を両立して活躍しているデュアルキャリアアスリートを紹介します!
※デュアルキャリアとは【人】としての人生を歩みながら【競技者】としての人生を歩むための考え方です。
西山峻太 選手プロフィール
氏 名 :西山 峻太(にしやま しゅんた)
競技 :サッカー
出 身 地:神奈川県
勤 務 地:横浜
業 種 :農業
Y.S.C.C.との運命的な出会いから始まり、社会貢献活動、デュアルキャリアとして農業への挑戦までの想いを西山選手へお聞きしました。
Y.S.C.C.との出会い――デュアルキャリア
当時、地域リーグからJFLに上がるタイミングだったんですけど、応募締め切りの日にセレクションがあることをチームメイトから聞いて、家に帰って大慌てて応募メールを送ったことを今でも覚えています。教えてくれた当時のチームメイトには今でも感謝しています。
ー当時のお仕事は?
養護学校の教員をやっていました。当時は夕方まで授業をして、夜に練習という感じのスケジュールを送っていました。
ー教員を辞めたきっかけは?
J3が始まるタイミングで、Y.S.C.C.が参入できることになって、練習が朝に変更になったり、色々なことが変わったんです。その時に「Jリーガーになるんで辞めます!」と言ってカッコよく辞めました。ただ教員という仕事も好きだったし、今後につながる出会いもあったのでやっていて良かったと思っています。
社会に貢献したいーー【SHUNTA #25 SEAT】
ー恩返しの活動もやられていると聞きました。
特別支援学校で教員をやっていたときの子供たちや親御さんに何か恩返しができないかという気持ちで始めた活動です。2021年9月から毎月1回ホームゲームのベンチ横にある車いすスペースに障害をお持ちの方、その親御さんを招待させてもらっています。約2年半活動を続けている中でサッカー観戦のハードルを下げることやピッチレベルで観戦していただき、チャレンジに対して背中を押してあげられるきっかけ作り、家族団欒の時間をY.S.C.C.のゲームを通じて作っていければと考えています。障害の有無に関わらずみんなが手を取り合っていける社会の実現のために自分ができることをやっていきます。
農業との出会い――新たな可能性への道
ー農業をやられていると聞きました、きっかけは?
あるシーズンで足首を骨折してしまって、運動できない時期が続いた時に、体重がみるみる増えていったんです。クラブの栄養士さんからの栄養指導と運動ができるようになって、体重は戻せたんですけど、その時に改めて食事って大事だなと思いました。自分はこだわりだしたら止まらない人間で、食事を突き詰めていこうと思ったら、「作るところからやりたい!」って思うようになったんです。それが農業をやろうと思ったきっかけです。
農業とデュアルキャリア―農業が生むコミュニケーション
今はご縁があって農業でお金がもらえているので午前中は練習、午後は農業をしています。農業を始めてみたら、農業を通して様々なことができることに気が付きました。障害をお持ちの方に関しては保護者の方々が「この子らの将来が不安」と言っていて、農業の作業によってはできることもあります。そこで、雇用の部分の不安を取り除いてあげられないかと思い活動をしています。掘ったり、耕したり、袋詰めしたりと仕事を細分化することで障害をお持ちの方でもできることもありますし、作業中は作業している人たちが話せる時間がたくさんあってそこでコミュニケーションも生まれることにも気が付きました。選手に来てもらって農業をしてもらうこともあったんですけど、1日2、3時間の練習時間だけじゃ話せなかったことも作業中に話せていて、これも農業の良い部分だと思いました。
競技・仕事の目標は?
チームとしては1つでも上のカテゴリーで試合ができるようにしていくことですね。チームでの立場としても色々な事を還元していかないといけないので全体が上がっていけるようにすることと個人としても更に高めていけるようにしていきます。
仕事は雇用を生み出すことをやりたいと思っています。障害をお持ちの方にできることは見えてきたのでそれを形にして今あるものより条件の良い雇用を農業から生み出したいです。
ーご協力頂いた西山選手ありがとうございました!
編集者より最後に・・・
SHUNTA SEATは現在企業様のサポートを受けて継続できているそうです。
西山選手からは少しでも思い出になってくれたらということでSEATご利用の方に企業様の商品や記念品をお渡ししています。
今後の継続のためにもサポートいただける方がいればぜひお願いします!
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