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言葉の意味

言葉って凄い大事だよな。だけど難しい。
自分の気持ちをちゃんと相手に伝えるには、その相手と自分との関係や、
その時の雰囲気、状況、そして相手とどうなりたいのか、なんて事を頭に入れて、きちんと伝わるように話さないといけないし、それを間違えると違った形で伝わっちゃったり。
そのためには言葉の意味をちゃんと知っておくことも必要。日本人でも日本語って難しいからね。
すっかりネット社会の中で生きる俺らだけど、コミュニケーションはライブ感も大事。
いやネットの中ならなおさらシズル感が伝わらないから、きちんとした言葉を選んで会話しないといけない。
だから、子供にもきちんとした言葉を教えないといけない、、んだろうけどなぁ。。


——


息子「パパ、ケンジュウって知ってる」

6歳の息子が安定の唐突感で聞いてくる。

「ケンジュウ?拳銃か?知ってるよ」

息子「何だと思う〜?」

「ピストルだろ、バンバン撃つやつ」

息子「ブー!ち〜が〜い〜ま〜〜〜〜す」


はい、あなたの中で、
こんな顔されたらムカつく、という顔を思い浮かべてください。


「なんでよ。拳銃だろ?」

息子「ケンジュウってのはさ、ケンジュウが合体した武器のことを言うんだよ。」

「?何それ」


息子「知らないの、パパ。ヤベーなぁ


おまえ、間違ってるよ、とはとても言えないような自信。
でも、ケンもジュウも知ってるから、それが合体して「ケンジュウ」になると
自然とそうなっちゃうのかなぁ。
まぁそのうち、自分が思っていたケンジュウと拳銃の違いに驚愕することだろう。
身を持って知れ。



そんなこんなでまた別の日。

俺がとあるものを食ったあとに言った一言が物議をかもすことになるとは。

俺は、とあるものを食ったあとこう言った。


「何これ、ヤベーな!!!」


ヤベー。もしくは、ヤバい。

もうね、しょうがないんだけど、つい言ってしまうこの「ヤバい」。
子供と話す時は注意しなければと思うんだけど、わたしそんなに人間ができてないのでついつい言ってしまうわけです。


すると好奇心旺盛くんは、なぜか、これに食いついてきました。

息子「え!!それ、おいしいよ!!パパ、そんなにマズイの!??」


実は、、俺がその時いった「ヤバい」は「超うまい!」の意味だった。


「いやいや!超うまい!おいしいよね、これね!」

息子「いやいや、今、ヤバいっていったじゃん!」

「あーえっとね、ヤバいってのは美味しいって意味もあるんだよね」

息子「そうなの!?じゃ、この間、俺がパパに言った、ヤバい は?」


俺に言った「ヤバい」?。


「あ?あ〜あの、ケンジュウ間違えた時に俺に言ったやつ?」

息子「そうだよ!『知らないの、パパ。ヤベーなぁ』って言ったあれ。あれは何なの?」

「あ〜あれはさ、そうだな、、『パパ!知らないの?ダメだなぁ!』みたいな感じ?」

息子「あ〜そうなのか〜」

「ま、まぁ日本語ってのはさ、難しいよな」

息子「うん」

「なに、おまえ、納得してないの?」

息子「なんか俺が思ってたのと違ったわ」

「え、どういうつもりで、おまえ、ヤベーって言ったのよ」


息子「俺はさ、『パパ、知らないの?バカじゃないの、マジで!』って感じでヤベーっていったんだけど」


バカ?


こいつにヤベーって言われた時。それはイコール、バカと言われているわけか。。。


「おまえ、それはないわ。ひどいわ。」

息子「なんで?だってヤバいんだよ?超バカじゃん」


まぁ、、確かに。ヤバいくらいだからな。
普通じゃないよな、、バカの中でも結構なバカにあった時に
あいつヤベーなってなるな。。


「確かにな、、、、」

息子「だから、俺の方があってんじゃん!」

「いや、あってるとかそういのじゃ、、」

息子「だからさ、パパは超バカなんじゃないかって、、、、」

うるせーっ!!!!








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