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「好き」を仕事に

「好きを仕事にした方がいい」「好きを仕事にしない方がいい」という相反するアドバイスを社会人からもらい戸惑う就活生は多いのではないでしょうか?今回は「好き」を仕事にすべき理由をゲストの方に語っていただきました。

ゲスト紹介

8/12のオンラインキャリアセミナーのゲストは株式会社ユニクロ、株式会社リクルートライフスタイル、株式会社力の源ホールディングスを経て、sense.の代表となった関口照輝さんです。

関口さんの「原体験」

(以下、記事より抜粋)

小学生の頃からラーメンが大好きでよく食べ歩いていたのですが、その中でも特に『一風堂』に初めて行った時は衝撃を受けました。
働いている若いスタッフが元気で、とにかく楽しそうに働いていたのが印象に残っています。
テレビでも創業者の河原を見て知っていましたし、いつかラーメン屋でアルバイトするなら『一風堂』だなというのは自分の中では必然の流れでした。
大学時代に、アメリカのニューヨークに留学をしていたのですが、2008年3月に『IPPUDO New York』が一風堂の海外初店舗としてオープンしたんです。
もちろん、そこには「麺をすする」という文化もなければ、「麺が伸びる」という概念もないのです。それまでのニューヨークでの常識では、そもそも「麺をすする」という行為自体がタブーと捉えられている方も多かったのです。
ただ、そんな異国の地で毎日2時間近くの行列ができ瞬く間に話題となって、ミシュランやZAGATでも取り上げられる中で、日本のラーメンがその土地に浸透していく様子を目の当たりにしたことは、とても貴重な体験で僕の人生で一番テンションの上がる出来事でした。


-東京都練馬区生まれで実家は接骨院を運営。
-小学校からラーメンの食べ歩きを開始
-2006年 一風堂池袋店でアルバイトを開始し、その後NY店へ。

-2010年 新卒で株式会社ユニクロ入社
入社半年後に店長に昇格し、その後全国転勤で6店舗を経験。

-2013年 株式会社リクルートライフスタイル入社
飲食領域の法人営業経験後、プレイイングマネージャーへ。

-2016年 株式会社力の源ホールディングス入社
社長室と兼務で採用・教育の責任者となる。
人気企業ランキング、インターンシップアワード等受賞。
注文をまちがえる料理店、アウディジャパン者とのコラボ企画などを担当。

-2020年3月sense.開業

「業界」「業種」で選ばない

〇〇を通じて、人に感動してもらいたい
〇〇を通じて、暮らしやすい社会を築きたい
〇〇で、地域を活性化させたい
〇〇で、日本の魅力を世界に伝えたい

興味がある仕事を、〇〇に入れてみても、上記の文章は成立するのではないでしょうか?実現させたい、または実現可能な世界観はどの仕事も同じです。皆さんが好きなことを信じてみてください。「好き」が見つからなければ、「できること」「得意なこと」にフォーカスするところからスタートしてみましょう!と関口さんは言います。

関口さんが一風堂のアルバイトからユニクロに新卒入社して、〇〇がラーメンから服に変わったように、〇〇はツールに過ぎません。そのツールを使って自分が何を成し遂げたいのかを考えてみると良さそうですね。

選択肢も環境変化も多い時代、時代変化を読もうとするのではなく、「自分らしさ」を追求する

多くの就活生が「今伸びている、もしくは今後伸びていくであろう」業界に就職して安定したいと思っているのではないでしょうか?しかし、このキャリアセミナーのタイトルにあるように「業界」や「業種」ありきで就活を行うのは危険です。

なぜなら、伸びている業界に入れたとしても「好き」がなければ、10年後に業界全体が伸び悩むという状況に陥った時に仕事へのモチベーションが下がってしまうかもしれないからです。その業界が落ちたとしても働き続けたいと思えるのかが重要です。

もちろん「好きで選ぶのは危ない」という意見もありますよね。

例えば、ラーメンが好きと言っても、オーナー・店舗スタッフ・運営などなどラーメンへの関わり方は多様。ラーメンが好きだからラーメン業界に入ったとしても割り当てられたポディションが自分に合うかは分からないから、という理由だと思います。

それに対しては「ポディションに関する悩みは一過性に過ぎない」というのが関口さんの答えです。

「なんで働いているんだっけ?」と考えた時に立ち帰れる場所があればやり切れるのではないでしょうか?そこで原体験が重要になってくるのです。

原体験を見つけるには?

どんな人に影響を受けてきたのかを思い浮かべてみてください。

例えば、小学校の時の先生、中学校の時の先生、高校の時の先生。

そして、どんな言葉をかけられたから印象に残っているのか、どの経験が印象に残っているのか、を思い出します。最後に、それは「なぜ」なのかを探ると自分の原体験が見えてくるのではないでしょうか?

今まで自分は全て直感で判断してきた、と思ってもそれは自分の生きてきた中での出会いや経験のデーターベースがあるからこその判断です。生きてきた人生が違うと、同じ映画を見ても刺さるポイントは人によって違いますよね。

自分に自信を持つために

自信とは信じる力、自分をどれだけ信じられるかです。

自信を持つためにまずやるべきことは、自分との約束を果たし続けること。例えば、早起きをすると決めてちゃんと実行するような小さいことの積み重ねをやってみる。毎日継続することで自分が変わったことに気が付けるはずです。

自分が毎日走ると決めて走ってみる。そうすると、約束を守ったことだけでなく見た目も変わるはずです。そして服がカッコよく着れるようになる、などといったような予想していなかった成果も出てきます。

そして、少し頑張ってみると同じように意識の高い人が自分の周りに集まってきます。それは少し意識を変えることで日々の行動の選択が変わるからです。毎日自炊すると決めたらSNSでも料理系のアカウントや情報を発信している人をフォローするようになりますよね。

だから、自分に自信を持つには、まず自分を信じられるようになることが必要なのではないでしょうか?それは、自分が決めたことを継続して守り続ければ達成できる、と関口さんは言います。

「好きなこと」と「得意なこと」の違い

好きなことがない場合は、得意なことやできることをベースに考えてみるとよいと前述しましたが両者の差はどこにあるのでしょうか?

得意は相対的なので、人と比べた時に「得意ではない」と分類されてしまうこともありますが、好きは絶対的なので他人がなんと言おうと、そして環境が変わろうとも変わることはありません。

例えば、関口さんは就活時の自己分析などから自分にはコミュニケーション能力があると思っていたそうです。しかし、入社して店長になって働いてみるとその自信はなくなってしまったそうです。環境によって自分の得意が発揮できない場合も出てくるはずですが、自分が得意だと思っていたことが通用しなかった時でも、「好き」があれば続けられると関口さんは言います。

どちらにしても、好きなことや得意なことを利用して何に貢献したいのかを明確にすることで自分らしい仕事を見つけることができるのではないでしょうか。

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関口さんのTwitter

↓↓↓

https://twitter.com/teruki0817?s=20








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