見出し画像

Quantum Observation Lab通信vol.11『地下の見えない世界が地上の見える世界を守っている』

Quantum(量子)Observation(観測)Lab(研究所)量子という目に見えない世界を観測により具現化する研究所として、発信していこうと思います。

略するとQOLとなり「Quality of LIFF(生命の質)」にも繋がります。
今回のテーマは「地下の見えない世界が地上の見える世界を守っている」です。

先日、埼玉にある防災地下神殿と呼ばれる「首都圏外郭放水路」の見学に伺ってきました。
首都圏外郭放水路は、洪水を防ぐために建設された世界最大級の地下放水路で、5つの中小河川が洪水となった時、洪水の一部をゆとりのある江戸川へと流すことで洪水や浸水を防いでくれています。
地下には、全長6.3kmのトンネルと、貯水するため5つの立坑があります。

地下神殿と立坑

今回のテーマ「地下の見えない世界が地上の見える世界を守っている」は、まさに防災地下神殿のことです。
地上の見える世界を守るためには、地下で見えない世界が稼働して守ってくれているのです。

地下神殿の膨大な空間

これを自分に置き換えてみると、小さいことにくよくよして、ずっとそのことばかり考えていると、その悩みは氾濫を起こして周りにも被害をもたらしてしまいます。
しかし、そこで実は地下の見えない世界で、本流である大きな川に繋がるルートがあれば、悩みという水やエネルギーを小さい川に注いでも氾濫せずに、地下で吸収してくれて大きな本流に流してくれます。

私たちを守ってくれている地下の見えない世界を自分で作っておけば、自分が小さいことに悩んでエネルギーを使っていても、その流れは溢れることなく本流に流れてくれます。
大きな本流は大量の水やエネルギーを受けても強く太くしっかりしてくれますから、安心です。

つまり、地表の見えている世界だけでなく、地下の見えない世界を自分の中で構築しておくことで、自分も、自分の取り巻く環境も守ってくれるのです。

では、どうやって地下の見えない世界を構築するかは、一つに、自分を分析して自分の癖や流れを知ることです。
例えば、こういうことに躓きやすい、悩みやすいなどあったら、その考えが生じたら、やめようと思うのも一つですが、そのエネルギーが大きな本流の流れに繋がっていくイメージをすることです。
流れの向きを変えていき、エネルギーの注ぐ場所を変えていくことで、自分の内の見えない世界で新しい動きが生まれます。

抽象的で難しいとは思いますが、自分の内なる見えない世界を見つけてあげて、そこには地上からは想像もできない程の地下神殿のような空間が広がっています。
地上の見せる世界で戦ったり、なんとかしようとするのではなく、地下の見えない世界が私たちを守ってくれることを知ってください。

この地下に地下神殿があります

今までのテーマのバックナンバー
vol.1『観測する自己を上げること』
vol.2『見ている先の情報が入ってくる』
vol.3『空間を意識する』
vol.4『結果に反応しない』
vol.5『無思考の潜在意識がもたらす影響』
vol.6『仕方ないからの脱却』
vol.7『振り返り、カタチにする』
vol.8『アフォーダンスと観測』
vol.9『情報の地と図を動かす』
vol.10『流れは行き先を知っている』



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?