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Quantum Observation Lab通信vol.12『今までの 延長線にはない”これから” 』

Quantum(量子)Observation(観測)Lab(研究所)量子という目に見えない世界を観測により具現化する研究所として、発信していこうと思います。

略するとQOLとなり「Quality of LIFF(生命の質)」にも繋がります。
今回のテーマは「今までの延長線にはない”これから”」です。

私たちはどうしても「今まで」という過去にに引っ張られてしまい、今までの延長線上で「これから」があると考えてしまいます。

数年前に、埼玉にあるムーミンバレーパークに遊びにいったとき、リトルミイがムーミンたちと一緒に暮らすことになった物語を紹介するリトルミイ劇場がありました。

リトルミイは悪戯ばっかり。ムーミン一家が「こんなことは初めてだ!」と言うたびに、「今まではね」と言うリトルミイ。
リトルミイの出現によって穏やかな日常が一変したムーミン一家。
つい今までと同じことが続くと思っている中に、「今まで」より、「これから」に目を向けることをリトルミイの存在が教えてくれました。
そして、リトルミイが生活に加わることで、ムーミン一家の生活は彩りが増し、豊かになりました。

人間もムーミン一家も「今まで」という過去からスタートして、「これから」という未来を予想しています。
しかし、「今まで」と「これから」は「今」を起点として全く別モノ、別の世界が広がっていることがあります。

だから、今までの延長線上で予測したり、考えることも大事ですが、全く違う世界が広がっているかも知れないと大きく発想を広げていくことで、今までとは全く違う豊かな世界を見つけることができます。

私の尊敬するシーナ・アイエンガーさんの著書『THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法』によると、「ブレインストーミング」の効果は研究で否定されているそうです。
「ブレインストーミング」はそれぞれが今まで持っている知識や情報を持ち寄るので、今までの延長線上にしかならず、大きな発想や、複雑な問題の解決策には適さないそうです。

知らずうちに、今までの流れに世襲したり、今までの条件やルールにより、発想が縛られてしまっています。
今までをいくら、こねくり回したところで、出てくる発想は延長線上でしかありません。

「今まで」がどうであろうと関係なく、いつでも新しい自分、新しい発想が生まれることを知ってください。
そのための方法は様々ありますが、著書では「選択マップ」というものが紹介されています。

「今まで」は関係なく、「今」を起点に、大きな発想で、上書きではなく新規作成で考えてみてはどうでしょうか?
きっと想像もしてなかった世界が広がっています!

今までのテーマのバックナンバー
vol.1『観測する自己を上げること』
vol.2『見ている先の情報が入ってくる』
vol.3『空間を意識する』
vol.4『結果に反応しない』
vol.5『無思考の潜在意識がもたらす影響』
vol.6『仕方ないからの脱却』
vol.7『振り返り、カタチにする』
vol.8『アフォーダンスと観測』
vol.9『情報の地と図を動かす』
vol.10『流れは行き先を知っている』
vol.11『地下の見えない世界が地上の見える世界を守っている』


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