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日本の霊能者と英国のミディアム(霊媒)の違いとは?



ミディアムとは?


「ミディアム」という言葉が霊媒を指すということは、あまり知られていないかもしれません。

そうは言っても、最近では映画や欧米のドラマなどでミディアムの話を見られた方も多いのではないでしょうか。

「ミディアム(medium/英語)」という言葉には「中間」という意味がありますが、霊媒のことをミディアムと言うのも「この世とあの世の中間に立つ人」というような意味からきているようです。


日本の霊能者はなぜ除霊をするの?


さて、従来、日本での霊能者や霊媒は、霊を除霊あるいは浄霊したりして、悪い霊を追い払ったり清めたりする専門家というイメージではないでしょうか。

霊は私たちの生活に支障を与える悪いものだから追い払う、ということなのでしょうが、英国でのミディアムの仕事はそれとは少し違います。


英国でミディアムと言えば?


英国ロンドンで、たとえば「明日ミディアムのところに行ってくるの。予約したのよ」と友達に話したとすると、友達は「あぁ、亡くなった人と話しに行くのね」というふうに理解するでしょう。

ミディアムは、あなたが知っている故人、あなたを愛している人とコミュニケーションを取るため、そこに除霊や浄霊は必要とされません。

あなたを愛していた人があなたの生活に支障をきたすような悪いことを起こすとも考えられませんし、あなたの大切な故人と話をするのに、その霊を払う必要はないですよね?


悪霊払いはエクソシストの世界


英国では、除霊や浄霊は「悪魔祓い」の仕事ということになっています。

少し古いですが、映画『エクソシスト』の世界ですね。

それは、ミディアムの仕事とはちがいます。

英国では、両者の仕事は完全に分かれているようです。

これで少しでも「ミディアム」という存在を知っていただけたらと思います。 (中の人「K」)