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日露戦争の結果に1番影響した勝因は霊能・超能力にあった!?本当?あやしい? 保江邦夫先生の話を分析・徹底検証する

物理学者でありスピリチュアル系に造詣の深い、いまやこの界隈で超有名人の保江邦夫大先生ですが、日露戦争の勝利・勝因に霊能力者(超能力者)のアドバイスがあったとのことで、ここでその真実さの分析・検証します。

実は、この話は多くのHPで紹介されています。そのためここで検証することはとても大きな意義があります。たとえば、X(旧 TWITTER)やブログ、そしてこのNOTEでもこの保江邦夫先生の話を多数紹介されています。

日露戦争の勝因は、実は東郷平八郎が霊能者(超能力者)に相談して得られたアドバイスの結果だったとのこと

保江邦夫先生は、Youtubeの番組『居皆亭(いるみなてい)』でムー編集長の三上丈晴さんと対談し、日露戦争の勝因について隠されたエピソードを明かしました。

それは、日露戦争時、東郷平八郎がロシアのバルチック艦隊を待ち伏せするのに「宗谷・津軽・対馬」のどこに決めればよいか、迷っていたときでした。

東郷平八郎は、「井の頭神社」の巫女さんの超能力が凄いことを知って、わざわざかけつけてアドバイスを受けた結果、バルチック艦隊は「対馬に来る」ということを知ったといいます。

その巫女さんは、なんと宗教心理学研究所で有名な「本山博」さんのお義母さんでらっしゃるとのことです。2023年現在、お二人とも既に他界されてますが、この本山博さんはかなりの有名人らしく、対談時にムー編集長も既に知ってらっしゃる人でした。

本山博さんは、ヨガの世界的指導者としても有名で、ヨガ系ユーチューバーで有名な「細江たかゆき」さんこと「ヨガ・シャラのたかさん」は、この本山博さんの直弟子だったそうです。

保江先生によれば、このバルチック艦隊の話は本山博さんから聞いた話とのことです。

■ 本山博
宗教心理学研究所設立、初代所長就任
日本の超心理学者、心理学者、宗教家。国際宗教・超心理学会(IARP)初代会長、宗教心理学研究所初代所長、玉光神社名誉宮司、カリフォルニア人間科学大学院大学(CIHS)創設者 東京文理科大学大学院博士課程修了

Youtube動画「居皆亭(いるみなてい)」 11:32~ 日露戦争の話題に

本山博さんのお母さんは「本山キヌエさん」という有能な霊能者。玉光神社の巫女さんであり、宗教法人「玉光神社」の教祖様

本山博さんのお母さんは「義母さん」ですが、本山キヌエさんであることが、一般公開されています。この方は、保江邦夫先生のいう「井の頭神社の巫女さん」で、東郷平八郎へ「対馬じゃ!」とアドバイスしたその張本人に該当します。

この日露戦争の勝利・勝因に霊能者のアドバイスがあった話については、『ジャパニズム50』という本で詳しく書かれている

この日露戦争の勝利へ話・勝因の根拠は、保江邦夫先生が「ジャパニズム50」と呼ばれる書籍の中でも詳しく述べられていて、そこでは「玉光神社の本山キヌエさんが東郷平八郎へ『対馬』であるとアドバイスしていること」を、しっかりと神社名と巫女さんの名前を出しておられます。

動画内で「井の頭神社の巫女さん」と言及していますが、それは「玉光神社の巫女さん」を意味していることがわかります。

玉光神社の公式HPを調べてみた

そこで、玉光神社の公式HPを調べてみました。立派なHPです。そして、本山キヌエさんは、ただの巫女さんではなく、玉光神社の創始者であり、宮司であり、教祖様であることが判りました。

そこで、あることに気づきました。それは、玉光神社の歴史を見て判ったことです。それは、1909年(明治42年)に本山キヌエさんが御生誕されたということです。次のHPに「玉光神社の歴史」があるのでその内容をご確認ください。

ここに書いてあったことにびっくりです!

1937年に御神言により東京の明治神宮・表参道に「玉光教会」を設立されました。そして・・・

終戦後の1949年(昭和24年)、玉光教会は東京都三鷹市井の頭に移転、と書かれていたのです。

あれ?おかしくないですか?玉光教会=玉光神社は昭和時代の1949年に井の頭に建立されたということです。保江先生の話では、日露戦争時に勝利するために玉光神社に東郷平八郎が出かけたという話ですから・・・。

そもそも、1909年に本山キヌエさんが生誕されたのはこの公式HPより事実に間違いないですが、日露戦争が起きたのは、1904年2月8日~1905年9月5日の話です。時期が全く符号しませんよね。

日露戦争時に、玉光神社の本山キヌエさんが東郷平八郎へアドバイスすることは、現実的にありえない話です。

ということは、保江邦夫先生は、まったく事実でないことを世に広めてらっしゃるということで、本山博さんが嘘を保江先生に話したのか、保江先生が嘘をついたのか、私にはわかりません。

少なくとも、この保江先生の日露戦争にまつわる霊能・超能力の話自体はウソ・作り話であることだけは明白です。

多くのHPや、このNOTEを含めたブログ、そしてTwitterなどで、この話が事実として世の中に広められており、霊能力・超能力の存在を知っている私からすれば、大変残念に思います。そして、これが嘘であることを検証してブログに書いているのは、おそらくまだ私しかいません。

保江先生自体、私は基本的に共感できることが多いし、ためになる話が多いと思っています。基本的には保江先生の姿勢や理念に肯定派です。しかし、時折「本当かな?」と思うことが今までよくありました。

実は、この日露戦争の話の他に保江先生は「石原莞爾が超能力者だった」と話しされていますが、その根拠となるオリジナルソースがどこにもありません。そのため、これについても少し怪しく思います。

また、UFOの話題についても、保江邦夫先生と高野誠鮮さんが、それぞれ別々の動画でまったく同じ現実に起きたエピソードを話しているのに、話の根本が大きく食い違うことがあり、どちらが正しいかわからないことがありました。

霊能・超能力は何でも100%受け入れてすぐに信じる とか、全て否定するとかではなく、できる限り検証してから信じる必要があると思っています。

ただでさえ霊能や超能力に否定的な人が多いので、作り話はいけません。

このブログでは、霊能・超能力の話を話題にしていますが、体験談はすべて事実に根差しています。時期や言い方など、枝葉末節な部分は仮に微妙に事実と違ったとしても、大筋は事実を書いています。

ウソを書いてまで人から注意を引こうとすると、それと引き換えに、あの世では、ウソをつく人で囲まれます。あの世では同じ波動の人が引き寄せられるからです。

それを知っているから、私は体験談では本当のことに限って書いています。わかる人にだけわかっていただけるとありがたいです。

この世的な利益だけを求めて人生を歩むと、来世で後悔します。そのため、私はこの世だけでなく、あの世をしっかり頭に入れながら、この世で生活しています。そのためには、誠実が一番なのです。

みなさんにお願いなのは、これをもってして霊能や超能力の存在自体がウソということではない、と知っていただきたいのです。一部の誤った情報があるからといって、すべての霊能や超能力が誤りと決めてしまうのは、それはそれで大きな間違いです。

保江先生が日露戦争の勝因で意図的に嘘ついているとは、今の時点で断定できません。本山博さんが嘘を言っていた可能性もあるからです。

いづれにせよ、事実と違う情報はしっかり見極められるよう、オリジナルソースや情報源などを確認する必要があると思います。


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