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“ドローンが人の目の代わりになることが分かった”非GNSS屋内環境下の山岳トンネルで、非SLAM型自動飛行ドローンを使用した青木あすなろ建設株式会社の町永所長に感想を聞きました!   

2022年10月、創業して初めて本導入としてお客様の現場にドローンを提供したことを報告致します。

以下、青木あすなろ建設株式会社ニュースリリース

現場導入に際し、所長さんにインタビューする機会をいただいたのでここで内容を紹介したいと思います。
建設中の山岳トンネル点検作業で困っていることや改善したい点など貴重な意見を聞くことができたので建設現場の自動化を考えている方にも是非読んでいただきたいです。

①屋内完全自動運転ドローンを使ってみようと思ったきっかけを教えてください。


まずは現場でドローンが使えるのではないかという興味から始まりました。
自分で飛ばしてみて何ができるか検証しようと思い、マニュアル式のドローンを購入してトンネルの中を実際に飛ばしました。そこで分かったのは、”確実にドローンは人の目の代わりになること”しかもこれが自動で飛ばせるんだったら現場でも使える。そう確信したことがきっかけです。

②実際に飛ばしてみた感想をお願いします。


今回はポンプと風管の取り付けが外れていないか、風管の動作に問題が無いかの確認を目的として飛ばし、目的を果たしたのと同時に普段歩いて点検していても見えない場所を見れたのが新たな発見でした。予想していなかったコンクリートの出来合いが悪いところや、風管が破れたことによる不具合の発見など人間の目線で気づかない場所を見つけることができました。ドローンを使うと見える範囲が一気に広がり全体を把握できることが分かりました。

③普段、何名で点検してたのが、どれくらい短縮できますか?


朝晩に職員が点検しているので、作業員が最低でも1人は現場に行く必要がなくなります。
時間もトンネルの中を往復するのに2時間かかるので時間削減にも繋がりますね。

④空いた時間を使って何をしたいですか?


従業員同士のコミュニケーションはもちろんですが、早く仕事が終れば残業時間が減って働き方改革にも繋がります。プライベートの時間が増えるので、ドライブに行きたい人は行ったり、ゴルフの練習をしたり、飲みに行ったり、そういった自分の好きな時間を使えたらいいなと思います。

⑤課題とSpiralに期待することを教えてください。


課題はいくつかあります。飛行に支障をきたす問題がほこりか電磁波か何らかの外部の影響か、現在は原因究明をしてもらい、次回は失敗の回数を減らし自動点検100%を目指してほしいです。目標が達成できたら、視界が広くなるので、点検は飛ばすだけで網羅できるはずだから次のステップとして酸素濃度やガスの検知や緊急時の停電対応などで使えると更に用途がでてくると思います。
新しいものをどんどん提案してほしいです。今後も期待しています。

Spiral伊藤の感想


今回は実際にドローンを屋内で操縦して、自動化できるんじゃないかと期待してくれてる方の意見を聞ける貴重な体験でした。
非GNSS環境下でマニュアル式のドローンを飛ばしてSpiralに連絡をくれる方からは「ドローンを上手にコントロールすることが難しく、壁に当たりそうになるとヒヤヒヤする。これを従業員にも教育するとなると時間もコストもかかる。」というような意見をいただきます。
私たちの自動運転システム”MFA”はそんな現場の不便を解消することを目的としています。1日でも早く現場にたくさん普及し、建設現場の点検のリモート化を目指し”現場の救世主”となりたいと思っています。
これからも応援宜しくお願い致します。コメントも随時受け付けています。


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