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Spiders
2024年4月12日 22:11
#63の続き 。体育館には生徒が約250人、保護者や来賓を含めると500人近くいるだろうか。緊張感もありながらも吹奏楽部の華やかな演奏と共に明るい雰囲気で式が始まった。式がスタートして1時間弱経った頃いよいよ「新入生代表の言葉」の時間がやってきた。「新入生代表 1年〇組 〇〇」司会者が名前を呼び、「はい!」元気な声で返事をし、(誰だこいつ)と言わんばかりの目でこちらを見
2024年4月11日 17:58
#62の続き 。小学生の先生と中学校の先生達にOKを頂いたし、本番は原稿を見ながら話すとは言え失敗するのはやはり嫌なので、練習に練習を重ね式前日を終えた。朝、いよいよこの日が来た!という思いで跳ね起きた。少し先に起きている母と妹の「誕生日おめでとう!」の声を聞き、今日は良い日にするぞと心に決める。(ん?外が暗いぞ)いつもなら天気はそこまで気にしないのだがその日は別だった。何
2024年4月10日 18:04
#61の続き 。代表の言葉という重要な役割を引き受けたが、常にエンターテイメント性を求めている自分の脳内は(しっかりと役目を果たそう)ではなく(どれだけインパクトを残せるか)ということで頭がいっぱいだった。ただ、式典であるためふざけすぎるわけにはいかないので、それを考慮しながら浮かび上がったのは「真面目に読みつつも、中身が少しだけ変。」このスタンスなら大丈夫だと勝手に確信した。1週間
2024年4月9日 15:56
「暖かな春の訪れと共に、ここ〇〇中学校に入学出来たことを嬉しく思います。」9年前の4月8日、中学校の入学式で自分が発した新入生代表の言葉、冒頭部分だ。入学式が行われる約1ヶ月前、小学校の卒業式があった。我々の小学校は1学年に120人弱いるのにも関わらず、卒業証書を受け取る前に舞台上で一言言わなくてはならないのだ。「小学校での1番の思い出は修学旅行です!」「お父さん、お母さん。い