非・正規雇用で働くこと(後編)

よろしければ、非・正規雇用で働くこと(前編)からご覧ください

「不安じゃないの?

アニメのワンシーンの如く、
心の中でこのセリフがエンドレスこだまですよね。
しかも割と近しい人からの言葉だと尚更。。泣

A:収入・安定(正規雇用)
B:働きやすさ(非正規雇用)

転職を重ねてきた私の経験上、
Aを選ぶことによって
謎の『社員(正規雇用)はこうあるべきだ』理論(これまた機会があればnoteに書こう)が周囲から重くのし掛かる。
皆同じじゃなきゃいけないし、意見が違ってもそれは言えない空気が
嫌で嫌で仕方なかった。
一方で、Bにリスクが全くないなんてことはない。
過去には業績悪化が理由で派遣社員全員解雇されたり、
災害時に業務が止まってしまい、その間給料は減額支給だったこともあった。
正社員と同等またはそれ以上の仕事をしても、ボーナスはない。
それでもBを選んだわけです。
なぜならば、非正規雇用とはいえ、
精神を安定させ
仲間や周りの人を大切にしながら働けていることに満足していたから。

悩む私。
さあどうする?
そして追い打ちをかけるがごとく、パートナーは 全 国 転 勤 有 り
「もしそう(転勤)なった時は、できれば一緒に来てほしい」と。
その前にプロポーズやろがい凸と胸の内で思っていたのは内緒♡笑
じゃあ例えば今このタイミングで正社員になって、
その職場にあと何年いられるの?

その前に、今の私には鼻高々と誇れる資格は何もない。
パソコンスキルも自己流。
これだ!と思った正規雇用の求人に飛びつこうもんなら、
「学歴:大卒以上」
「資格・その他必須スキル:Excel、Word、PowerPointうんちゃらかんちゃらくぁwせdrftgyふじこlp;@(以下略)」
「○○での実務経験3年以上」など。

条件を緩和しようもんなら、
「賞与:なし」
「残業:20時間以上」
「月給:16万(え、諸々引かれたら手取りいくらよ・・・)」

もうお先真っ暗。
バイトでいいじゃんって。
なに「正規雇用」の肩書に振り回されて、条件悪化させてるの?
てか私、何のために転職するの?って。

大好きなパートナーからの言葉だったからこそ、
気持ちも信念も大きく揺らぎました。
でも、揺らぎがあったからこそこれまでの自分を振り返り、
今まで卑下してきた自分を改め、
社会に出てから今までの頑張りをひとつひとつ思い出し、認めてあげました。

精神論かもしれないけど、そうすることによってなんか自分に自信が出てきたんです。
(学歴、資格がなくても働ける職種、転職経験誰よりも豊富、非正規雇用での就業が多いことに突っ込みを入れるお偉いさま方があまりにも多く、
世間では私のやってきたこと=マイナス要素なんだといつの間にか思考がそうなっていました)

手元にある武器は何にも使えないガラクタだと思っていたけど、違った。
両手いっぱいの選択肢は私にはないかもしれないけど、
今あるこの武器磨いて新しい仕事にチャレンジできるかもしれない!
どんな働き方がいいか悪いかではなくて、
自分を卑下しながら生きていくのはやめようって。
パートナーに対しても
「こんな私でなんか申し訳ない」ではなく、
「こんな私、すごく好き!」と言う自分を認めてくれる人こそが適していると。偉そうかな。笑

もちろん、今後起きるであろう親の介護だったり、
子どもを授かることができるとするならばまたライフスタイルが変わる。
お金も労力も今よりもっと必要になるだろう。
またそこで悩み、方向転換するのは決しておかしなことではないと思う。
正規・非正規にとらわれない選択肢:Cを作っていく事こそが
これからの自分には必要なんじゃないかという結論に至った。
何が正しいなんて無い!(引用:ゴールデンボンバー/僕クエスト)

最後に
就職活動・転職活動真っ只中な方がコロナの影響で足止めを食らったり、
働きたくても休業要請なんかで働けない方も多くいる状況かと思います。
生活かかってますよね。
私も今本当につらい。
でも、心だけはどうかしおれてしまわぬように。
コロナが収束したら、すぐまた会いたい方がいます。
また行きたいお店
また食べたい食事
また行きたい場所
また笑って過ごせる日がくると信じて。

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