咲くとは

やっと

やっと

開放した

長かったような

短かったような

ドキドキと高鳴る鼓動

溢れる躍動

わたしの中を突き抜けて溢れて

最終地点に辿り着いたはずの

出逢えた先は

開放感とともに放たれ散って

一瞬の　束の間の

産みの苦しみみたいな

別れ難さのような

待ち焦がれていた喜びのような

そんなような、、

何かがあるようで

何もない

暗闇だった

あんなに私を大きくしてくれた

深く広い大地の愛も

冷たく豊かに降り注ぐ水も

どこまでもあたたかい光も

たくさん話しかけてくれた仲間たちも

やっとみんなを見ることができると

楽しく話ができると思っていたのに

今までと何も変わらない

愛がここに変わらず　あるだけで

いつの間にか

わたしは

重くて重くて

え

あれれ

どゆこと？

たまたま吹いた風に

頭を殴られたかのように

気がついたら

自分の足元にうなだれていた

でも

それでも

咲き開いたのよね

そう

これ以上は無い

無いのよ

無いの

＊＊＊

前回のダリアさん、

この子は大輪の花を咲かせてくれる

なんともダイナミックなお花です。

さっき見に行ったら、がっつりと茎が折れて下を向いていたので、起こしてもたれ掛けさせて、記念撮影。

そして、お部屋に迎え入れて、詩を紡いでみました。

たとえ、重たくて自分を支えきれなくとも

他の茎からはたくさんの蕾がスタンバイしていて、特別なんともないようです。

そりゃそっか。

『まだまだ咲くもん♪』

つよいな、おい。

どれだけ折れても

あたいがいるぜ。

好きに　咲きな。

って　私も言われたい(*´∇｀*)💕