先を見る大人。今を見る子ども。
私の妻はフリースクールで働いている。
毎日、小中学生と様々な話をしている。
今日聞いた話は日焼け止めについて。
中学生の女の子「日焼け止めを塗るのがめんどくさいからやめた」
妻「将来シミができるから絶対今から塗っておいたほうがいいよ。後悔するよ」
こんな会話だったらしい。
そこで感じたことが1つ。
将来を考えるのが大人であり、今のことだけを考えるのが子供。
どこかで聞いた言葉だったはずだが、聞いた当時も思い出した今もその通りだなと感じる。
子供は未来予測が苦手orできない生き物なのである。
だから夏休みの宿題は直前にならないと始まらないし、テスト勉強もギリギリまで始めないで徹夜で何とかしようとしてしまう。
先のことを考えて行動しておけば楽なのにね、と大人になった私は思うし、実際すこしずつ行動した方が楽なのだ。
しかし、先のことを考えられてないのも悪いことばかりではない。
それは言い換えれば今に集中しているのだ。
大人になると今に集中することがとても難しい。
先のことが気になりすぎて今が疎かになってしまう。
そして先の先まで考えて疲れてしまうのが私。
子供は“今”に夢中だ。
“今”遊ぶこと、“今”食べること、“今”嫌なことを避けること。
今が楽しければそれで良い。先のことなんて知らないよ。
大人になってもそれでは困るが、子供のうちはそれでいいのかもしれない。
保護者にフォローしてもらえる間の特権なのだと思う。
私は、大人の方が自由があって楽しいと思うので子供に戻りたいとは思わないが、今目の前のことに集中していたあの頃の感覚はもう一度味わってみたいと思う。
いや、今も集中して楽しめていることはある。
サッカー観戦、パズル、イラストロジック。
やっぱり趣味があるっていいことだな。
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