最近の記事

うちのおかん短編集

①『サイゼリア』  サイゼリアではドリンクバーを注文せずとも炭酸水を頂くことが許可されているらしい。僕の両親は酒が飲めない代わりに炭酸水をこよなく愛している。100%のピュアな善意を動機とした僕がそのことをおかんに伝えると、おかんはこう返した。 「でもサイゼは、」 3秒ほど間を置く。改めて口を開くと、 「めしマズいな〜。」 流石の一言である。僕はこのおかんの元で生を受けたことを誇りに思おうと心に決めたのであった。 ②『屁』  これは僕の父とおかんがまだ若い頃の話である。父は

    • 初めての生「うちのバカ息子が申し訳ありません」を聞いた感想

       本当に言うんだ。呆気に取られたあと、少し嬉しかった。初めて生で聞けたことが。ずっとテレビでしか聴いたことがなかった宇多田ヒカルの曲をライブに行って初めて生で聴けたときの、その興奮に近かったかもしれない。大袈裟に言うと。僕が「生うち」を耳にするに至った経緯については一つ前のノートを参照して頂きたい。 ちなみに「生うち」とは生「うちのバカ息子が申し訳ありません」の略である。さも皆さんご存知の雰囲気で申し上げたことは申し訳ない。  犯人は2人おり、共にまだまだ親が出てくるのにも

      • カバンを盗まれた(9/1)

         犯人捕まったらしい。(9/3) 日本の警察すごすぎる。正直全然信用してなかった。そういう気持ちが表情にも出ていたと思う。いや本当に申し訳ない。  犯人には未成年もいるとのことだった。僕にも落ち度はあるとは言え、これくらいで人生は終わらないのでしっかりと償って欲しい。ちなみに財布や重要なカード類は川に投げ捨てたらしい。証拠隠滅のつもりだったのかもしれない。まさに陸上部に所属していた僕の現役時代を彷彿とさせるスピード解決である。  ということで僕に残された問題はキャッシュカー

        • 僕の微妙な欲求

           clubhouseというSNS覚えているだろうか。  完全招待制で、結局何だったかよく分からないまま忘れ去られたSNSである。如何せん僕も招待されず仕舞いだった為、これ以上の説明のしようがない。ちなみにそれについて申し訳なくとも何とも思っていない。あれってまだやってるやついるんだろうか。ってかまだあんのかな。ちなみに僕がノートを始めた理由の1つが、clubhouseに招待されなかったから代わりにというものである。当時はやってみたい気持ちはあったのだ。  しかしながら僕は

        うちのおかん短編集

          時代の敵、心境、同級生、そしてまた心境

           プラスチック。可哀想に。元々は木の代替としてより注目を浴びたのにまた木に出戻りしている。企業も民間人も踊らされるなよ、と思う。特にトラ◯デン。  とにかく大袈裟な人間が心底苦手だ。日雇いのバイトで来た主婦が時間内に全体の作業が終わりそうになく慌てふためく様子など本当に嫌いだ。コンビニで商品を買う際に店員に「これは環境に配慮した商品ですか?」とか尋ねるのも滑稽すぎる。「いやーわっかんないっすねー、500円になりまーす。」って返されるのが関の山である。  自分の性格をこうい

          時代の敵、心境、同級生、そしてまた心境

          虫を見てウダウダと考える

           テレビっ子の僕はNHK教育で虫は個体毎に感情を持つことはなく自他を認識することもできないとかなんとか見聞きしたことがある。  人を待っている間、コンビニでコーヒーを飲みながら時間を潰そうと車を停めてドアを開けるといきなり潰れかけのアシナガバチが転がっていた。飛んでるときはめちゃくちゃデカく感じるのに地面に転がったらなんてこともない程に小さく感じる。羽根も脚もぐちゃぐちゃになっているくせに、何とか飛ぼうと必死に羽や脚をバタバタと動かしているのが見ていられない。犬を飼い始めて

          虫を見てウダウダと考える

          カンパチが厳しい立場

           スシローのカンパチが120円で2貫だったのがお値段はそのまま1貫になってしまった。  物価高騰が爆進している最近にも関わらずまあまあな安値で寿司が食えるのはありがたい。寿司がそもそもは庶民の弁当的な食い物であり由緒もクソもないものであったという起源を無視すれば非常にありがたい。しかしながら成熟しきった食文化により食材の価格帯にはそれぞれ何となくイメージがこびり付いている為、特に僕はカンパチが1貫しか皿に乗っていないことを受け入れるのに時間を要するのだ。  カンパチと言え

          カンパチが厳しい立場

          俺の友達について

           25歳になった今もよく遊んでる連中の顔ぶれは小中学生の頃から全く変わらない。付き合いは長く深くそしてしつこい。  友達を大事にくらいのことはわざわざ道徳でやってくれんでも皆んな実行する。とは言えこれだけの期間ずっと変わらず仲良いのは、これはきっとただの腐れ縁な気もする。それぞれの環境が少しでも違えば簡単にバラバラになれるし、小中高大と経て就職し更に3年が経った今、振り返ると環境が激変しやすい境界を潜り抜け俺と俺の友達たちはしつこく仲がいい。即ち腐れ縁だ。  ちなみに男女

          俺の友達について

          結局口内炎

           痩せ型なんで体力がない。ちょっと体鍛えるか!っつっていつもより多めに食ったらすぐ口内炎できるわ。  結局口内炎が痛くて飯食えんくなるから、もうしばらくは体大きくできねえんだろうな。中年太り待ちだわ。

          結局口内炎

          湿布革命

           僕なんてまだまだ産まれたての、生後294ヶ月(24年と半年)の成人なので湿布なんか煩わしいだけにしか感じていなかった。  筋肉とか筋とかを傷めて病院にかかると湿布と痛み止めと胃薬と処方されるが、湿布に対してはずっと疑問を抱いていた。あんなもん貼っても鬱陶しいだけやしスーッとして気持ち悪いし、なんならそもそもこれ意味あるか?とすら考えていた。痛みへのアプローチとしてはゼロ、何も起こっていないのと同じだろとか思ってた。  そう思いながらも、筋肉やら筋やらを傷めることが殊更に

          湿布革命

          飲食店の口コミ

           飲食店の口コミに「ボリュームがなくて残念でした」とか書くなよ。じゃあ追加注文しろ。  世の中は安く大量の食事が提供されることが当たり前だと思い込んでいる。足りなきゃ追加したら良いだろ。少食のやつだっているんだよ。少食の身からすると量なんか少ない方が良い。少食がちょうど良い量食える店があってもええやろ。それに僕がこんなに少食なんだから少食なやつがそれほど珍しいタイプの人間でもないと思う。他でもない自分が少食なんだから身近に絶対いるはずだ。  OLがコンビニで春雨スープとか

          飲食店の口コミ

          店員のオススメ

           断り切れずに買っちゃうというのはよくある話だと思う。いやないとか言うな。僕はそんなことあるし、でもないとも言える。  そもそも店員さんはほとんどマニュアル的に「こちらもどうですか?」って言ってるってことは重々承知なのだが、いざそのときになると色々と考えを巡らせてしまう。  「うわ、こいつ財布固え、だりい」とか思われたくないし、かと言って「うわこいつちょっとオススメしたら買いよった、ちょっろwww」とかはもっと思われたくない。そもそも別のものを見ているし別のものについて考

          店員のオススメ

          ミルク

           味覚が未成熟だと思われたくないからカフェラテを注文するけど、ミルクだけの方が全然好き。コーヒーとミルクのグラデーションで提供されるカフェラテのミルクの部分にストローを合わせてミルクだけ飲んだりする。でもホットラテって均一に混ざって提供されるよな。外気温がアイスラテに丁度良くなった頃、室内はクーラーがぎゃんぎゃんに効いてて結局ホットが恋しくなる。ドリンクをホットで頂くというだけで少し大人っぽく感じるので、ホットミルクなら被害妄想に捉われずに注文できるかな。

          ミルク

          もはやMT車に乗ることは主義・主張みたいになってる

           なんならレース用車両ですら2ペダルの時代。3ペダルの車なんて特別な理由もなく乗ることはない、みたいな流れがあるけど、別にそこまで大した理由があってMT車を選んでいるわけじゃないねんけどな〜と思う。そんなややこしいやつやと思われたくない。  例えば車はATとMTどちらに乗るべきかみたいなディベートがあったとして僕はAT派を言い負かせる自信は全くない。どう考えてもATの方が便利やろうし、AT車の方が良いよっていう理由には何らかの具体的なデータに基づいた定量的な説明ができそうだ

          もはやMT車に乗ることは主義・主張みたいになってる

          マスコミは冷めたようなこと書くけどさ

           世界水泳かて盛り上がってる。職場からブルーインパルスのパフォーマンスが見れたからみんなで窓から眺めた。SNSにもブルーインパルスの動画や写真が投稿されていた。  特にネットニュースに寄稿している三流記者共なんかはこういうイベントを盛り下げよう盛り下げようと躍起になっている。採算が〜とか、集客が〜とか言うて。しかしながら昨日今日の博多駅は平日にも関わらずとんでもない賑わいを見せている。色んな国からたくさんの人々が訪れている。少し歩けば人とぶつかりそうになった。イナイレの鬼道

          マスコミは冷めたようなこと書くけどさ

          車好き足るもの

           カメラ持っとかな。  車好き足るものとして自分の車をカッコよく写真に収めるということのためだけにカメラは持っておかないといけない。ということでコンパクトデジタルカメラ、略してコンパクトデジカメ、更に略してコンデジを購入した。ふざけているわけではなく実際にコンデジという通称で呼ばれている。12万円+税。フラッシュが付いていないタイプだったのでストロボも買った。1万5千円+税。ストロボが安いような気がしてしまう。実際にそんな気がしている。  実家のリビングで購入したコンデジ

          車好き足るもの