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Vision Driven 直観と理論をつなぐ思考法:まさに私の人生そのもの

まさにこの本は私のために書かれたのではないか、と思った。すごい本は多くの人にそう思われるんだろう。

この本の一番のメッセージは、他人モードで生きるのをやめて、自分モードで生きよう!です。言い換えれば、他人のビジョンに向けて働くのではなく、自分の「やりたい」を明確にして、それに向けて生きましょうという内容。

歴史的に、もしくは、個人の成長ステップとして、働き方には4つの思考がある。その4つについて簡単に説明すると以下の通り。

①改善思考:カイゼンの農地
会社に与えられたゴールに向かって動いている状態。
生産性を高めることが一番重要。
PDCAサイクルをまわし、改善を行っていく。
→自動化とVUCAの時代という脅威が出現。正解のない時代に。
多くの人がこのステージか出ていった。

➁戦略思考:戦略の荒野
一定のリスクを取りながら陣地取りに明け暮れる。
自分たちが勝てる目標を設定し資源の集中配分を行う。
→この競争は持続可能ではない。結果がすべて。
個人が疲弊してきて、何のために戦っているのか分からなくなる。
目的難民へ。

③デザイン思考:デザインの平原
プロトタイプを作って、右脳左脳の両方を使ってみんなで創発し合う。
誰もが納得のいく「答え」を目指す。
→この地には既にデザイナーやクリエーターという先住民がいて
うまくやっている人は一握り。
誰もが納得のいくものという意味では、他人モードを生きている。

④ビジョン思考:人生芸術の山脈
登山者たちは一人だが何故か誰もが楽しそう。
他人の目を気にしない。自分モードの思考に没頭。
自分の北極星に向かって一歩一歩登っている。
→自分の北極星をデザインすることからスタートが必要。

このような4ステップが紹介されている。
そして、この自分の北極星のデザインの仕方も教えてくれる。

私は、新卒で入社した会社で、マーケティング業務、まさに改善思考でKPIを回すことからスタート。マーケティングのトレンドは、徐々に競争戦略へシフトし、新たな陣地取りシナリオを作成していた。その後、コンサルティング部門に異動し、デザイン思考を活用し、新規事業開発セッションなどを盛んに実施していた。そして、会社を辞めて、今、畑違いの世界で、ビジネスとしては全然目途も立っていない急な山を【なぜか楽しそうに】登っている。


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