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ブリーフセラピーの極意:1回のカウンセリングで問題解決

しげた れいこ

ブリーフセラピーとは、ミルトン・エリクソンの開発した効果的で効率的なカウンセリング。

著者の森先生は、解決思考のブリーフセラピーを実行され、出来れば1回のカウンセリングで問題を解決する意気込みが大事と唱えていらっしゃる。これは、驚異的に短い。

一般的には、カウンセリングの第一回目はラポール形成に当てると言われることも多い。つまり、数回のカウンセリングが必要であることを前提としている。

この脅威のブリーフセラピーの極意の中身を見ていきます。

まずはスタンス論。
➀クライアントの時間的コスト・経済的コスト・心理的コストを最小限に。 
 効果的・効率的なセラピーを行う。
➁ラポールは出会った瞬間に行う。
 笑顔・共通点を見つける。
➂明るく楽しくラクに。
④未来のことを明るく語り合う。

そして方法論。
解決思考のブリーフセラピーは、この方法論が、ほぼコーチングのアプローチであることが非常に面白い。カウンセリングであるものの「問題」「原因」に争点を当てず、「解決」を手に入れることに役立つものだけに焦点を当てる方法となっている。
方法論は大きく3ステップ
➀リソースを見つける ➁解決像をつくる ③ゴールをつくる

➀リソースを見つける
特別なものだけがクライエントのリソースではなく、今ここにあるもののすべて、問題とリソースを分けず、問題自体も使えるのであればリソースとする。
そのために、クライエントが内外に持っているリソースをカウンセラーがクライエントにフィードバックする、コンプリメントを行う。
併せて、これまでの経験の中から、例外的によくできた体験を引き出す。そのために、スケーリング・クエスチョンを活用する。

➁解決像をつくる
「奇跡が起きたとして、あなたは何からそれに気づくか、周りの人は何からそれに気づくのか」というミラクル・クエスチョンを活用する。これは、解決した世界にピョーンと飛ばすためのワーク。また、奇跡の世界を映像で見ることが重要。ディテールまで描く。

➂ゴールを設定する
とりあえず一歩だけ進んだ状態を描く。ここでもスケーリング・クエスチョンを活用。クライアントはゴールの原石を渡してくるので、カウンセラーはウェルフォームド・ゴール(機能するゴール)に変形させる。
条件1:大きなものではなく小さなもの
条件2:抽象的ではなく具体的な行動で表現する
条件3:否定形でなく肯定型になっている
+それが解決に向かって確かな一歩となっているという感覚がクライエントにあること。これは、クライエントの頷きで判定できる。

カウンセリングとコーチングをシームレスな活用の仕方がここにある。

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