ドッペルゲンガーの銃
同じ時刻に遠く離れた別々の場所で発生したコンビニ強盗と殺人事件、二つの事件で使われていたのは同じ銃だった。
ミステリー作家の水折灯里は、ネタ探しを目論んで警察官僚の兄・大介に頼み込んで本物の捜査に潜入取材しようとするが…。
安定のユーモア展開、読み応えバッチリの連作中編、予想外の探偵役が現れて思わぬ真相が明らかに!?という話。
何故か銃から連想してクライムサスペンスみたいな手に汗握る展開+アリバイ崩しとか双子トリックみたいな新本格の味付、を期待してしまったのだけど、初期の倉