人格障害真っ只中だった私への夫・元彼の対応+当時の私に関しての考察
これは未だに何が正解だったのかわからないので備忘録的に書いていくだけになってしまいますが。
元彼は他記事で書いているようにひたすらサンドバッグのように耐える人でした。どんなに私がむちゃくちゃでも「好きだよ。愛してる」と言ってくれました。
彼と共にいることで私のBPDの症状が改善することはなく、結婚後、東京で私の症状を改善させてくれた先生は「元彼のそういう対応は良くない」的なことを言っていました。ですが、1度お会いした著名なカウンセラーさんは「その彼のおかげで今までの膿というか溜まってたものを吹き出すことができたんだろうね」と言っていました。
それは私もすごく感じていて、彼との時間がなければ私は回復のステップに踏み出すことができなかったと思います。家族に甘えられずにずーっと我慢して生きてきた20年だったので。そこから更に何の休みも癒しもなく頑張るってのはむりでした。彼としてはとんだ被害だったので「あなたのおかげで」とか言われても嬉しくないと思いますが。
あー…でもじゃぁ別れずに元彼と一緒に居続けてBPDが治ったかと言われると…恐らく悪化していたかなと思います。彼を自分の中の一部としてしまっていたというか、自他の境界がどんどんあやふやになって、彼との二人だけの世界に固執していったと思います。つらい。
そして現在の夫。彼はアイスマンて呼びたいぐらい冷血です。共感力はゼロでTHE理系で超合理主義。
彼は徹底した自他の境界100%マンなので全然振り回されてくれません。
症状が重かった時期はこれがきつかった。彼は私が何か悩んでいても一緒に解決しようとは思わないそうです。「そっか、がんばれ」ぐらいの感情だそう。。
でもそれが逆に私に自分と他者の区別をつけさせてくれた気がします。
彼も普通に人間なので、飲み会に行くたびに発狂した妻が家でリスカしてるのは堪えたようで「俺はもう無理」という旨を伝えてきました。彼の場合私に対して「もうやめて」とか「なんでそんなことを…」とか「どうしたらいい?」とか働きかけることはほぼ無かったように思います。影響を受けている素振りほぼゼロの状態から「俺は無理だよ」という通告をする。
これ見捨てられ不安によりこの世の終わりのような気持ちになるBPD患者にはほんとトラウマレベルの恐怖。なので円満な対応とは全く言えない。でもでも、私には「そっか他人には他人の感情があるのか」「振り回そうとしたらこんなに傷つくんだ」みたいな、当たり前にわかっているはずのことを体感として叩き込んでくれた対応です。
これ、さじ加減が難しいですよね。私も「思い通りになってくれないなら死ぬ!!!」って包丁を何度か持ち出しました。
でもこの「自他の境界をコツコツ体感させていく」ってのは周囲の対応としては有効なのかなと思います。
ふむ。。
なんですかね、元彼のことはズタズタに傷つけていい人間だと思ってましたね。今振り返れば。最悪ですが。夫のことはなんか不可侵というか見えないバリアみたいなのがあって「こいつにはゆるがない自尊心があるから侵入するの無理やな」って未だに思います。べつにどっちを愛してるとかじゃなくて。
絶望的な孤独感に関しては元彼・夫、どっちにも満たしてもらえてないです。諸々回復したなぁと思う現在でも。ベッタベタに愛してくれてた元彼でさえ満たされなかったのでひたすら愛を注いであげるみたいなのは解決にならないのかなと思います。何か全く斜め上からの方法があるか、もしくは元々こちらの受容体がイカレてるのかなのかなと最近諦め気味です。
でもこの前むっちゃ孤独になったときは長い付き合いの男友達と連絡をとったら落ち着いたのでやっぱり依存先をたくさん持っておくというのは大切かなと思いました。
難しいですよね、心理界隈って。私もフロイト?とかの原因論にしばらく固執してたんですが、結局「これだ、これしかない…」ってなったのはアドラーの目的論。原因論は結構闇が深いなと思ってて、たぶん通過点としては必要なんですけど解決へのステップを足止めしてしまう。一旦切り離すの大事です。
あの頃の私はなんのためにあんなに泣き叫んでたんだろな。。なんで?じゃなくてなんのため。
なんかひたすら悲しかったな。でも人を振り回したかったから振り回してたわけじゃないし。本気で愛してほしくて愛してって叫んでたわけじゃない。なんか普通になりたかったな。きつかったな。どうしたら普通になれるかわからなくてきつかった。
『僕が僕であるためのパラダイムシフト』にも書いてたけど、たぶんそのときの自分の感情への解像度を上げてたらあんなに長く苦しまなくて済んだのかも。
あのときの私は本当は何を求めてたんだろう。どうしたかったんだろ。親の愛?なんか違う。あー、自己肯定感がなかったな。私にはこれができる、みたいなの。それだ!!!自分の無価値を嘆いてた。頑張り方がわからなくて。誰かに信じてほしかった。お前ならできる!って心から。小さいことからコツコツとした成功体験積めてたら違ったかも!!!
と気づいたところで眠くなったので一旦終わります(˘ω˘)
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