ほったらかし
暫くほったらかしてたnote。
今年のワタクシは目を見張るほどの気力のなさで、いろんな物や事をほったらかしてた。
書くことはそれなりにあったのかもしれない。
いや、あったよ。
撃った鹿を山の上まで背負って上がり、一休みしてさあ行こうかと言ったら死体がうなずいた話とか。
初めて単独猟でイノシシを獲った話とか。
ハワイで仕事の関係者が強盗に襲われた話とか。
次男坊が本格的に不登校になってしまった話とか。
月子が子猫を拾ってきた話とか。
それなりに、ね。
でも気力はどん底。それに伴って仕事も激減。さらに気力がなくなり、の悪循環。
そんで、ボーッとしていたらあっと言う間に来月から猟期が始まる。
我々ハンターは猟期を基準に1年が始まり、そして終わる。
つまり猟期が終わってしまうと1年が終わってしまうのだ。気分的に。
今年のやる気のなさは特に酷かったと思う。
現在の住所は千葉県柏市だ。
関東平野のど真ん中で、近くに山はない。
猟場は房総半島か栃木の山になるが、どちらも片道3時間。
そうなると猟期が終わってしまうことで山に入る理由もなくなり、それはそれは足が遠のいてしまうのだ。
しかしちょっぴり残っている気力を振り絞って山へと向かうと元気が湧いてくる。
むむむ…これはもしや…。「山から離れて寂しいから無気力になっちゃう病」ではないか?
そう結論をつけたので、さっそく山に住もうと考えた。
ある日射撃場で訓練中、暇をぶっこいている月子が付近をフラフラしていると、なにやら良さげな空き家を見つけたらしい。報告を受けた僕はさっそくその家を見に行った。月子が家を覗いていると(←かなり怪しい)隣のおじさんが出てきて「その家、売りに出してるよ」と言ったらしい。聞けばほんの一月前に家の主人が病気で出て行ったとのこと。
実際に行ってみるとフムフム確かにいい家だ。携帯電話は通じないけど。
隣のおじさんにここの家主の電話番号をもらって、その日のうちに連絡を取ってみると、「売れるなら売りたい、名義は娘なので、彼女と話をして欲しい」と言われた。
後日娘さんから連絡が来て、ぜひ売りたいと言われた。こちらも条件(値段)が合えば買いますよと答えた。内覧をお願いすると、娘さんはお子さんもまだ小さくて働いているとのことで、都合が合うのは一月後とのこと。それはこれを書いている今から明々後日になる。
これが上手くまとまれば、今年中には山暮らしを始められるだろう。
(写真)月子が拾ってきた猫。あっという間に育った。特にキンタマがどんどん育っている。名前は足が速いから「ボルト」。普段はタマキンと呼んでいる。
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