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コーヒーショップオーナーが考えるキャッシュレス決済

コーヒーショップオーナーにとってキャッシュレスって実際どうなの?ということについて書きたいと思います。

結論から言うと大賛成!もはや現金決済にあまりメリットを感じません、と言うのが正直なところです。

唯一のデメリットといえば決済手数料と言うことになりますが、それが3.24%だとすると¥1000の商品をクレジット決済でご購入いただいた場合、ウチの取り分は¥32引かれて¥968と言うことになります。

仮に¥1,000,000の月商で100%手数料3.24%のキャッシュレス決済だとすると、引かれる分は¥32,400ですか。取り分は¥967,600ということに。これをどう考えるか、と言うことですね。

ショップオーナー目線だと「うーん」となる気持ちもわからなくもないですが、消費者目線、というか自分に置き換えれば現状ほっとんど現金を使いませんし持ち歩かないので、キャッシュレス決済が使えたほうが良いに決まってます。

実際に休日のランチなどで、現金のみのお店は残念ながら私の選択肢から外れていきます。

そもそも、¥1,000,000のセールスから¥32,400引かれるのを惜しむよりは、キャッシュレス決済のメリットを活かして¥2,000,000のセールスを目指した方が良いのでは?というのが私の意見です。


私の考えるキャッシュレスのメリットは以下の通りです。

・現金をおろして財布に入れておく、財布の中の現金を把握しておくという必要がない

・持ち合わせがなくてあせる、ということがない(恥をかくリスクがない)

・ポイントが貯まる!

・利用履歴が残る(絶対に辻褄が合うようになっている、現金誤差がありえない)

両替に行かなくて済む!(←これ本当に助かります)

下2つはショップオーナー的目線からですね。更に極めつけの理由がコレでしょう。

何処から来て誰が触ったかがわからないものに触れなくて済む

昨今のコロナウイルスの状況においてあらゆる事に安心が求められる中、この点は非常に重要ですよね。

現状、私たちは現金のやり取りをした後は手指の消毒をいつもより入念にした後にドリンク作成に取りかからなければなりません。

が、タッチ式もしくはQRコード決済であれば、私たちはお客さんから何もお預かりせずにお会計を安全に済ませる事ができます。なんというストレスフリー!

そもそも、どこでどのように誰が触ったかがわからないものを常に持ち歩くと言うことを、今回の件があってもなお続けますか?という話です。


というわけで、ショップオーナーの結論としてはキャッシュレス決済をもはや導入しない理由はありません。

「資金繰りが、、、」という懸念もあるでしょうが、それすらキチンと情報収集をすれば杞憂である事がすぐわかります。

入金サイトは常に「末締め翌月末入金」であるという固定観念めいたものが未だにあるような気がしますが、最短で翌日入金だったり、遅くても10日後である場合が多々あります。であれば資金繰りへの悪影響もほぼないでしょう。

というか、現金決済のみであるが故に顧客に選ばれない事の方が致命的ですし、手数料で損だと考えるよりは、キャッシュレス決済のメリットを活かして売上増の工夫をするほうが良いでしょう。

私の経営するスパークコーヒーでは、ほぼ全てのキャッシュレス決済に対応しているだけでなく、ほぼ全ての決済方法で消費者還元事業の対象店舗になっています。

自分が買い物をする時に、そういうお店の方が良いに決まってますからね!

コロナショックで大変な状況ですが、キャッシュレス決済の普及促進にはとても良い機会です。国は2025年までに消費全体の40%をキャッシュレス化するという目標を掲げているようですが(現状20%、スパークコーヒーは40%)、今年のうちにせめて50%くらいまで伸ばしたいところではないでしょうか。この現状は世の中をより良くする為のチャンスとも言えるのですから。


ところでもう一つ、事業者目線でのキャッシュレスのメリットがありました。

忘れかけた頃に入金されてると嬉しい

これは私だけかもしれませんがね〜。

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