とうとう壊れる

4月某日

朝起きる。特に体調が悪い訳でもないが何もしたくない。一応トースターでパンを焼く。それがいっぱいいっぱい。「もう何もできない」と号泣。
どうしてよいものやらわからず。何もできない。とりあえず午前は仕事を休む。病院に行こうとネットで調べるが、どうやって選べばいいのかわからず。とりあえず何軒か電話番号を控える。職場には午後からは出勤すると連絡するが、一日休むように言われる。ちょっとホッとする。
病院に電話してみる。一軒目は出なかった。二軒目はアナウンスが流れたが再度かけたらつながった。「今日はどうしましたか?」と尋ねられたが説明できない。泣きながら自分は働いていて何もできなくて仕事に行けないと話す。この日たまたまキャンセルがあったらしく、運よく午後から受診できることに。予約時間までどうしてよいのかわからず、家の中をウロウロしていたがソファに横になる。午後出かける。一応メイクしたがガラスに映った姿は死神じゃん。ぐだぐだなのにそう思う。

受診。診察前に臨床心理士から詳細の聞き取りを受ける。なぜか途中で涙。診察室に入って早々「ドクターストップだから。明日から休職して」と告げられる。「休めない、どうしよう、どうしても休まないとダメなのか、休んで何をすればよいのか」とパニックに。「仕事をしないと生きている価値がないんです」と涙。どうしてか尋ねられるが答えられない。
投薬されることになったが、以前うつ病診断時に出された薬が合わずイヤな思い出。「薬飲んだら廃人になる」と渋ったが「いや、飲まない方が廃人になるから」と言われなんか納得。「ところでぶっちゃけ今死にたい?」と聞かれる。なんてこと聞くんだと思ったが後々この意味がわかるようになる。

あーあ、やっちまったどうしよう・・・と思う反面、ドクターストップと言われてホッとした部分もあり。とりあえず1週間休む、と職場に電話したら冷たい反応。まあ仕方ない。医師に止められたのだから行く訳にはならんのだ。私の意思ではないのだ。と心の中で言い訳をしながら・・・だって「あなた今日来てよかったよ、もうもたないでしょ」と医師に言われるくらいなんだからさ。

(この記録は少し落ち着いた3週間目くらいに書いたものです)



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