英検1級が考える、単語学習の本質
【自己紹介】
こんにちは。スパピモンです。
まずは私の英語に関するバックグラウンドから紹介します。
高校3年生の11月から独学で英語の勉強を初め、関西の私立大学に英語単科入試で合格しました。その後は、英検1級を取得→カナダのトロントに3ヵ月留学→TOEIC940点取得といった経歴です。
【この記事のターゲット】
・英単語を勉強しているけれど、中々覚えられない。
・資格試験に向け勉強しているが、何から始めればよいか分からない。
といった状態に陥っている方は勿論、英語力(話す・聞く・読む・書く)を全面的に高めたい方であっても、単語の学習は非常に重要です。
語彙力というのは、「話す、聞く、読む、書く」という英語の4技能全てを支える、言わば英語力の幹です。幹を太くしなければ、4技能の太い枝は生えてきません。
自分は英語が苦手だ、センスがないと思っている方、大丈夫です。僕にもセンスなんてありません。ただ、センスに関係なく、国内で独学でも単語をどんどん覚えられる方法を見つけただけです。
あなたが日本語を話せるのであれば、英語も同じように(少なくとも英検1級レベルまでは)習得する事が出来ます。
【前置き】
目指す英語のレベル・英語力を使う目的は人それぞれだと思いますが、まずは何より語彙力です。
ここでは、私が英検1級の対策を通じて単語力を爆上げした体験を元に話を進めていきます。
日本において最も難しい英語の資格試験として知られる英検1級。合格率は10%前後と言われていますが、実際にはどれくらい難しいのか気になる方も多いと思います。
ただ、個人的な感想としては、「単語をしっかり覚えれば大丈夫」であり、大したレベルではありません。英検1級合格当時はまともに洋画・洋楽を日本語字幕無しでは理解できなかったレベルです。ただ、ネイティブレベルを目指す方のスタートラインとしては必要最低限かと思います。(私もまだまだ「日本人にしては英語が出来る」程度です。)
TOEICの高得点を目指す場合も同じ事が言えます。
「え?TOEICは単語そんなに難しくないでしょ?」と思う方もいるかもしれません
しかし、「単語を覚える」とは何を意味するのか。その捉え方次第で、英語力は大きく変わります。
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【覚えるってどういう事?】
【単語学習の考え方】
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【覚えるってどういう事?】
さて本題です。今回のテーマは「英単語の覚え方」についてですが、その前にまずは「覚える」とは何かをしっかり理解する事が第一ステップです。
話を分かりやすくするために、まずは日本語を使ってイメージを説明していきます。
「歩く」「学校」「美味しい」
当たり前ですが、これらの語の意味・読み方・使われ方・発音の全てに至るまで、皆さんは完璧に覚えているはずです。
なぜなら、人生で何回も読み、聞き、書き、話してきた単語だからです。
こういった「なんだっけ」と考えるまでもなく、定着している単語たちの
「覚えてる度」を数字で表すと、100%だと思います。
では、こちらの単語はどうでしょう。
「つくねんと」
・・・意味:何もせず、ぼんやりと、一人じっとしているさま
例
「お前今日何してた?」
「つくねんと座ってただけだよ。」
恐らく、多くの人が初めて目にする単語ではないでしょうか?
つまり、「覚えてる度0%」の単語だと思います。
知らないんだから当たり前ですね。
たった今、初めてこの言葉の存在・意味・読み方・使われ方・発音を知った事でしょう。
さて、この単語は覚えてる度100%の知識として定着しましたか?
1週間後、もしくは1か月後にこの単語に遭遇した時、完璧に意味を理解できるでしょうか?また、この単語を日常的に使っていく事は出来ますか?
殆どの人はその自信がないでしょう。ただ、「覚えてる度30%」くらいにはなったと思います。次にこの単語を見かけた時、時間をかけてなんとなく思い出せる程度です。しかし、そういう出来事が繰り返される度に、無意識に知識として定着していきます。
何が言いたいかというと、英単語の学習も仕組みは同じという事です。
英単語に関して「覚えた」とか「覚えてない」とか、まるで0か100かみたいな考え方をしている人がいますが、それは不自然です。単語というのは、何回も遭遇することで、だんだんと「覚えてる度」を0→30→50….100%と上げていく事で知識として定着するのです。
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