自分本位で迷惑な勝手にロウリュ族

空前のサウナブーム。

人気のある銭湯、スーパー銭湯のサウナにはロウリュ体験ができる施設が爆発的に増えています。

熱したサウナストーンに、アロマ水をかけて蒸気を発生させるのですが、不特定多数が利用する大型サウナでは室内の状態と、周りに気を配りながらでないと実行しにくいという問題があります。

必然、スーパー銭湯のような大箱の場合、思い思いで水をかけるセルフロウリュは不向きなので、オートロウリュが主流になります。

オートロウリュで勝手にロウリュは厳禁です

オートロウリュは決まった時間に、決まった量のアロマ水を自動で熱したサウナストーンにかけて蒸気を発生させる装置です。

このオートロウリュに、自分のタイミングで持ち込んだ水をかける迷惑な人がいます。

水蒸気はアロマ水の量とアロマストーンの温度に深い関係がありますので、そのために必要な時間間隔を調整しています。

アロマストーンが十分な熱さがないと、水蒸気は発生しません。

アロマ水の量が多すぎると、サウナストーンの温度が下がりすぎて、温まるのに時間がかかります。

度を超えた量だと、サウナストーンを温める装置の故障にもつながります。

ですから、オートロウリュには絶対に水をかけないでもらいたいのです。

アウスグース用ロウリュ装置も勝手にしないで

大型の施設では、アウフグースをイベント用にサウナストーンを熱するロウリュ装置を設置している施設もあります。

この装置も、イベント時間に合わせて石の温度が適温になるように設定してあります。

いざ、熱波師がこのパフォーマンスを行なう時に、勝手にサウナストーンに水をかけられていてサウナストーンが十分な熱さになっていないことがあります。

熱波師の熱いトークに期待は高まるサウナ室、いよいよアロマ水をサウナストーンにかけるが、期待したジュウ〜♫という心地よい音も、咽ぶように熱い水蒸気が立ち込めることもありません。

熱波師は、パフォーマンスで高揚感のある汗でなく、嫌な汗をかき、お客様のテンションはダダ下がりです。

本当にお願いですから、勝手にロウリュはやめてください。

個室サウナでも出禁な奴

ここ数年、個室サウナのオープンが続いています。

自分のタイミングで、思い通りに楽しめる場所として人気です。

料金は割高ではありますが、思う存分自分時間を楽しむことができます。

ところが、先日オープンした施設のオーナーから聞いた話ですが、サウナストーンにポカリスウェットをかける人がいるそうです。

石はベトベト、サウナの中も甘ったるい匂いがこもってしまい大変だったそうです。

ひどい話ですね。

冷静に考えれば分かりそうなことをやってしまうおバカな人はどこにでもいますが、こういった輩は出禁にしなければ、施設も施設を愛してくださる多くのお客様のためにもなりません。

ここは、強い態度で対処したいものです。