見出し画像

いま、この言葉が熱い!「時代で俺を変えてやる」には、60代の可能性を感じるのだ!

60歳からの時代を生き抜くために、心したいことばを見つけた。それは、「俺が時代を変えてやる」から「時代で俺を変えてやる」ということばである。

作家の古賀史健さんが、伊藤忠商事の岡藤正広会長のインタビュー番組を見ての感想として、自身のnoteの中で綴られていたことばである。

時代は常に、変化し、進化し、成長している。それは今も昔も変わらない。そんな中で、流れに乗るには、自分を微調整し流れに乗り続ける力が必要になる。鼻息荒く、流れをつくる力ではなく、微調整する力が断然大切だよってことを示唆しているのだ!

総合商社業界の異端児の正体

日本の総合商社は長年、財閥系である三菱商事、三井物産、住友商事をビッグ3とし、万年4位の伊藤忠商事、5位の丸紅の時代が続いた。しかし、2010年に、岡藤氏が社長就任(現在は会長)以来業績は伸び続け、2016年に、売上、利益、株価で業界第一位になると、その後は、常にトップ争いを続けている。

このため、岡藤氏は業界の異端児、革命児と呼ばれることもあり、独自の考えや、意見を専制実行型で推し進めるリーダーと思われがち!だが、インタビューの中で、今までに自分の意見だけを押し通したことは一度もないと言い切る。

ボードメンバーの意見をよく聞き、先人の教えをよく守り決断をする。ただし、過去からの変化を踏まえて、その教えを微調整する。むしろ自分の強みはそこにあると、自己分析をされておられた。

このインタビュー番組のインタビュアは、元日ハム、そしてW B C監督の栗山英樹さんでした。

W B Cでは超一流の選手が30人集まった。栗山監督は、彼らに監督として上からものをいうことは一切せず、こうしたいのだが、どうすればよいかの質問を投げる。それで彼らがチームをどう形づくっていくのかを見守る。それが世界一のチームとなった理由だと、岡藤会長の考えを自らの立証体験として挙げておられた。

組織から外れた60代の戸惑い

岡藤会長にしても、栗山監督にしても、確かに時代を味方につけて組織を変えたリーダーである。

そうか、ならばこれからはその路線を試してみよう!と思うだろう。

だが、僕というか、多くの60代はここで戸惑いを感じるのかもしれない。よく考えれば、自分にはかつてのような組織や、チームが存在しない!という問題である。

突然、なんだか時代に取り残された気になる。過去の体験の中に生き、過去のやり方を振りかざしていた自分を変える場所も仲間もいないという問題と孤独さにさいなまれてしまう。

そこで、大切なのが微調整力なのである。いま、デジタル環境は進化を続けている。活躍する場はそこにもあるのだが、インターネットやスマホが使えても、僕らのそれらの使いかたは10年前と変わらない。

話題となった、Web3、メタバース、生成A I、は謎の用語としてしか認知できす、俺には関係ないと決めつけてはいないだろうか?

冒頭の言葉を思い出してほしい。俺が時代を変えることはできなくても、時代で俺を変えることは可能なのだ

時代だな、俺は変わるぜ!

僕は、数年前から、ロービジョンとなって信号の色がよくわからない。人に声をかけてもらうのが一番楽なのである。

でも、盲人用の音声ドライブレコーダーのようなアプリがあって、首からスマホをぶら下げていれば、道も信号も音声で教えてくれる。使いこなすには至っていないが、知っているのと、いないのとでは、生活環境に雲泥の差がでる。

まだ、試したことはないが、網膜に直接映像を投影するファインダー機能を持ったカメラも実用されている。これがスマホや、映像を映し出すVRゴーグルに標準装備されれば、僕の世界観は変わるでしょう。

こうして、文章を書くのも、マックブックのアクセシビリティで、画像を見やすくしているから可能なになる。

Web3、メタバース、生成A I、興味を持って少しづつ試しています。すると自宅に居ながらでも世界とつながることができる、時代が僕を変えてくれていることの小さな事例ですよね。

栗山元監督は63歳、岡藤会長は74歳、お二人とも僕より先輩だ。彼らは自分で世界を変えようとはせず、時代を味方につけ、時代で自分を変え、世界を動かすリーダーとなった人たちなのだ。

そして、その気になればコミュニティはwebを使って簡単につくることも可能である。

時代が、今までとは違う自分をつくる、そんな可能性があることにワクワクする!60代の僕らは、時代で自分を変えることができる。ほんと、そこには可能性しかない!

音声配信はコチラ↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?