ターゲットより先に考えること
以前、ノートでターゲティングに関する記事を書き、多くの方に読んでいただきました。
それを読んでくださった一部の方には、「ターゲットが定まっていないとうまく発信できないんじゃないか」という先入観を植え付けてしまったかもしれません。
もちろん、ターゲットを絞ることも大事ですが、それより先に考えるべきことは、「なぜそのやりたいことをやりたいと思ったのか?」という問題意識を明確にすることです。
人は「なぜ」の部分に共感をします。
その為、ビジネススクールや書籍でも「なぜ」を考えましょうという話しをよく教えています。しかし、この部分、人によって解釈が少しあいまいな所があるなと感じています。具体的には次の質問をご覧ください。
同じ「なぜ」についての質問ですが、それぞれの回答は少し異なってきます。
前者については○○の役に立ちたいからとか、こんな問題を解決したいという行動に対する理由を答え、後者については自分がやりたいと思った思考に対する理由を答えます。
私は行動に対する理由だけでは不十分だと思っています。
私がもっとも重要だと考えているのは、やりたいことを志したきっかけ=原体験です。
・過去、自分にどんな悩みや問題があり、それをどうやって乗り越えたのか。
・今、自分にどんな悩みや問題があり、それとどう向き合っているのか。
これらの原体験に人は興味を持ち、共感します。
同じ問題を抱える人はその乗り越えた方法を知りたいと思います。
たとえ、あなたが問題を乗り越えていなくても、あなたがその問題と向き合っていることが分かれば、同じ問題を抱える人が応援しあえる同士になります。
原体験を認識するメリット
この原体験を認識していることは、自分が解決したい課題・問題意識のありかを示す基準点となります。
今後ビジネスや発信活動をしていくときに、うまくいかなかったり、他人に流されたりしてしまうことがあると思います。
そんな時はこの原体験を思い出してください。
人によっては思い出すことが辛い体験かもしれません。
ただ、だからこそ、そんな思いをする人を1人でも減らしたいと思えることがあなたに力を与えてくれます。それが自分の使命であると自覚できます。
お金や、地位、役職など人から与えられたモチベーションは非常にもろいものですが、自分の使命と思える原体験に立ち返ることで、外部のモチベーションに惑わされず、行動や発信に一貫性が生まれます。
自分の体験に基づいているから、説得力があるし、言葉に重みがあります。
そしてこの原体験がつかめると、課題を解決したい人の顔が見えてきます。原体験を掴むことが結果的にターゲットを見つけることにも役に立ちます。
まとめ
ここまで、やりたいことの原体験をとらえることの重要性を話してきましたが、なかなか一人でこの原体験までたどり着くのは難しいです。
他社からの客観的な意見や適切な問いが必要になることもあります。
考えていても、なかなか一人で見つけられないと感じた方はぜひ私までご連絡ください。考えるお手伝いができます。
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