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ヒトと話す方法を教えます。私って空気読めてない?人の話の輪に入るには?

ヒトと話す方法を教えます。私って空気読めてない?人の話の輪に入るには?

 入学したばかりの学校で、入社したばかりの会社で、自分の違和感に気付きませんでしたか?この記事に辿り着いた人には、もしかしたらその伏があるのかもしれません。そのようなことがない人でも、一度読んで頂けると、なにかの役に立つかもしれません。ヒトと話せるようになると、大きなショッピングモールでほしいものをすぐに探せたり、美味しいと評判のレストランで、彼彼女に人気のメニューを食べさせてあげたりなんかも、可能になります。生きづらい人生に少しだけ光が射します。気になった方は、ぜひフォローといいねを押してから読み進めてみて下さい!よろしくお願い致します。


【『はい』は一回!】

 この記事は、私の経験談を元に話します。

 私が18歳の頃に勤めた会社は、町の家具屋さんでした。大手家具屋と違って、特注の家具を作るような小さな工場です。そんなしがない会社で働き始めた私は、あることで先輩に注意されました。あることとは、「はい、はい」という返事です。私は18年間生きた中で、「はい、はい」という返事を、『しっかり理解しています』のようなニュアンスで使っていました。が、30歳過ぎの先輩は、その返事に苛立ちを感じていたようです。怒られた時は、「この先輩は、なにをこんなに怒っているんだ」と思っていましたが、後で詳しく聞くと「はい」を二回以上言うということは、「話を聞いていないようにもとれる」ということを言われたのです。

「なるほど…」

 私は、これが大人の世界かと驚いたものです。そんなことで驚くのかと言われると思うのですが、そんなことで驚いていたのです。ほぼほぼ田舎で育った私は、良い教育を受けたわけでもないし、大人の話をしっかりと聞いていたような子どもでもありませんでした。世間知らずとは、なんと恐ろしいものでしょう。もし、この時の先輩が注意をしてくれなければ、私は今でも返事の仕方を間違っていたでしょう。このように返事に気を付けるだけで、会社での人間関係を良好に保てると思います。

 では、どのような返事がいいのか。気になると思いますので説明します。私が14回もの転職をしてきた経験から話をさせて頂きますと、『沢山の返事言葉を使うと相手の良い感情が引き出せる』ということに気付きました。『返事言葉』を、私なりに説明しますと「はい」「そうですね」「うんうん
」「なるほど」「たしかに」などという、相手の言葉に返す言葉、つまり相槌のような言葉を指します。

 沢山ある『返事言葉』の内、どの言葉を使えばいいのか迷うと思います。私も実際に悩みました。ただ、沢山の人物に試した結果、『できるだけ沢山の返事言葉を使用する』という結論に至ったのです。ただし、「はい、はい、はい、はい」などの「はい」を使う場合は、必ず一回にしましょう。日本人特有なのかは分かりませんが、「『はい』は一回!」というセリフが根付いています。このセリフのせいで、「はい」を二回以上繰り返す事に嫌悪感を示すようになったようです。

 「はい」以外の言葉でも、同じ言葉を何度も使用してはいけません。沢山の返事言葉を覚え、相手の話の丁度いいところで、毎回違う返事言葉を差し込むのです。「返事言葉なんてそんなにないだろ」という方もいるかもしれませんが、その心配はありません。だいたい3つから4つあれば、なんとかなります。返事言葉が分からないという人は、周りの人が話しているところをよく観察してみましょう。いいなと思った返事言葉は、自分で使ってみることをお勧めします。

【間の取り方】

 初対面の人と話すときなどに、特に気になるのが「間の取り方」。これに関しては、当たり前のようにやっている人が多いですが、実は苦戦している人もいるのです。あなたはそうじゃないですか?間の取り方のコツは、「相手の話をしっかりと聞く事」これに限ります。相手の話を聞いていないと、間など取れるわけないですからね。なぜ相手の話を聞いてないと間が取れないのでしょう。これは簡単です。相手は話している最中のため、「途中の話には間などない」からです。つまり、相手が話しているのに、こちらの話を被せて話始め、相手の言葉を奪ってしまうと、相手の話は着地をしないまま、消滅するか浮遊してしまいます。その話を自分の話のオチで回収できればいいのですが、間の取れない人に話のオチを回収できるとは思えません。

 話し相手の間を取るためには、相手の話を良く聞くこと。これがとても重要になってきます。相手の話を着地させてあげるのです。しっかり着地したのを確認した時に、相手が話していた事と一番近い話で続けます。すると、相手もあなたに合わせた話を続けてくれるのです。自分の話がしたい場合は、別の機会、オチまで終わった時、場が静かになった時に初めて自分のことを話したり、自分の好きな物について話したりします。

 ただ、この時にも注意点。自分の話を主軸にしてはいけません。例えるならば、自分の自慢話、あるいは不幸自慢などになります。どうすればいいのかと言うと、自分の話をしつつ相手に質問を投げかけるようにするといいです。「自分の話はしているけど、私はあなたの話が聞きたいし、あなたに興味がある」と思わせてしまえばこちらのものです。相手がどんな人間なのかを分析しつつ、相手の興味のありそうな話を振ってみるといいですよ。

「その服、どこで買ったんですか?」「趣味はありますか?」

 このような感じで十分です。するとどうでしょう。「君はどうなの?」このように、相手の話を聞いているだけで、あなたのターンがやってくるのです。ここで話したいこと、伝えたいことを話しましょう。これが相手が自分に興味を持ってくれたという合図です。

【自分のターン】

 最も注意すべき点がここです。なぜなら自分の話って『超』がつくほど面白いからです。その面白い話を、夢中になって相手に話してしまうことになるので、最も注意をしなくてはいけないのです。「自分の話なんて、面白くないよ」というそこのあなた。自分の話は面白いだけじゃないんです。自分の話って、どのような話よりも話しやすい話なんです。なんせ、自分の辿ってきた人生ですからね。

 自分に興味を持ってくれたからと言って、自分の話をペラペラと話すようでは、相手が引いてしまうのは目に見えています。自分の話は控えめに。全てを語らないようにするのが良いです。全てを語らないというのは、相手に更に興味を持たせるためですね。

 ここで言う『全て』には、『辛い過去』や『家族構成』なども含まれます。わざわざ初対面の相手に、そんなことまで話す必要はないのです。言葉というものには、大きな力があるため、マイナスな言葉ばかりを使っていると、相手の心を疲弊させてしまう可能性があります。なるべく明るい話をするように心掛けましょう。

「明るい話ってなに?」
 このような疑問もあるかと思います。

 明るい話なんて、本当に人それぞれ。でも安心して下さい。いくつか候補をあげます。

  • 目標の話

  • 趣味の話

  • 友人の話

 物凄くざっくりですが、明るい話というと、このような感じでしょうか。他にもなにか思いつきますか?こうして文字に起こされた事柄を読んでみると、自分なりの答えが出やすいものです。ぜひそれを実行してみてください。小学生みたいな回答だと思われた方もいるかもしれませんが、人の話なんてこのレベルです。お互いに共通の趣味や、目的を持って出会ったのなら会話をしやすいですが、全くの初対面だった場合は、小学生レベルの話で十分です。なぜなら、簡単だからです。簡単だと、相手も話を合わせやすいですし、自分の趣味の話をしてから、「あなたもなにか趣味はありますか?」など、会話のキャッチボールがしやすいのです。

【突然ですが、あなたに親友はいますか?】

 突然の質問で申し訳ございません。ただ、この質問には大きな意味があります。親友でも家族でも、あなたが心から会話を楽しめる相手はいますか?なぜこのような質問をしているのかと言いますと、心を許して話せる相手との会話は、スムーズに行われ過ぎて、「少しおかしなことを言ったくらいでは会話が止まらない」という特徴があるからです。

「いったいどういうこと?」
 と思ったあなたに説明させていただきます。

 初めて会った人に、地元の友人内で流行っている特殊な言葉を使用するとします。(なんかそんな言葉ありませんか?ノリで発するような言葉…)相手はこの時、愛想笑いをするか、それがなにか確認をしてくると思います。ですが上記で使用した言葉を、地元の友人に使用したとします。するとどうでしょう。世間的にはおかしな言葉も、仲の良い友人間では通用してしまうのです。

 言葉とは、どのタイミングで使うか、言葉をどれだけ知っているかが要です。使い時や使う相手を間違えずに、慎重に取り組みましょう。

【対処方法】

 これは沢山の方におすすめした方法なのですが、なによりも「本を読むこと」これにつきます。物語のある小説がオススメです。「映画やアニメじゃダメなのか」と言われたことがありますが、これが駄目なんです。映画やアニメは、完成されたものを観ているからです。本であれば、自分でイメージしなければいけません。そのため、読みながらも感情や表情を創造し、自分なりの風景、音声、BGMなどをイメージすることになります。これがよく効くのです。「小説ってなんか読めないんだよね」このような方もいるかもしれませんが、こればかりは仕方ありません。頑張って読んでみましょう。読む意味を探していたらいつまでも読みませんので、本屋さんに行って、とりあえず良さげな本を探してみて下さい。

 それでも小説に抵抗があると言う方は、小学生の頃に読んだ本がいいです。小説ほど字がぎっしりでなく、優しい漢字が使われている。感情も豊かで、キツイ言葉が使われていない。人との会話に使える素材は、十分です。
小学生用の文庫があるコーナーに行ってみて下さい。オススメの本などは貼っておきます。

 長々と説明しましたが、ここまでの文章を読んで下さったあなたは、本を読むことができます。私の文章は、できるだけ読みやすく、分かりやすくを意識していますが、ここまでの文章で約4000字もあるんですよ。文字を読む自身がつきませんか?

 忘れてはいけないのが、文字を読む行為というのは通過点でしかないということ。あなたの目標は、「ヒトと話せるようになること」。それまでの経験は、通過点です。根気強く、目標を明確に真っ直ぐ進みましょう。文字を読むのと、人との会話は同時進行で行いましょうね。どちらかに偏ってしまっては、せっかくの力を活かせませんから。

【インプット<アウトプット】

 最後に私が勉強したビジネスで使える技を紹介します。ビジネスでの技は、プライベートでも使えますので、ぜひ読んでいって下さい。

 覚えたいこと、好きなこと、ありますよね。覚えるのに必死でそのことについて勉強ばかりしていませんか?実は、勉強に大切なのはインプットよりアウトプットなんです。頭に溜まった知識は、外に放出することで身になります。スポーツで例えると分かりやすいのですが、野球の教本を一万冊読んでいた人がいたとして、その人はメジャーリーガーになれるでしょうか。なんらかの形で関わることができたとしても、可能性としては低いですよね。実践がなによりも大切というのは、スポーツ以外でも同じです。ヒトと話すこともそうで、実際に沢山の人と話したほうがコミュニケーション能力は向上します。

 例えば、海外の留学から帰ってきた人が、コミュニケーション能力が向上していた様子を見たことはありませんか?「まるで別人!」このような経験をした人もいるかと思います。私なりの解釈ですが、必死に英語を勉強した後、現地では英語を使わなければいけない。つまりこの段階で、インプットアウトプットが確実に行われているのです。無理矢理にでも英語を話さなければいけない状況で、強制的にアウトプットをした結果、英語が上達した。この出来事から分かるように、日本での会話も同じようにアウトプットに重点を置くといいのです。

【感想、まとめ】

 どうでしょう。少しは参考になりましたでしょうか。私自身「コミュニケーションオバケ」などと言われたことがありますが、それは自然体な自分ではありません。状況的に考えて、対話する際に相手を不快にさせる意味はないと思い、丁寧な会話を心掛けているだけなのです。自然体な私は、人と話すことを得意としません。一人で映画や本を読んでいる方が好きだからです。大人になるにつれて、人との会話が重要視されてきます。それは仕方のない事です。そこで心を折られずに、うまく立ち回ることも生きることに繋がります。「そんな大袈裟な」と言う方もいるかもしれませんが、人間関係での悩みは深刻です。過去に人間関係のせいで大変な思いをした人を知っています。他人のために心を病まず、自分がなによりも大切だという信念を、曲げずに生きて下さい。

 コメント欄では、いつでも相談をお受けしています。どれだけ勉強してもコミュニケーション能力が身に付かないという方は、ぜひご連絡下さい。一緒に解決してみましょう。

 では、フォロー、いいね、ご相談等お待ちしております。ここまで読んで下さり、誠にありがとうございました。

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