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【SPACE WEEK企画】宇宙系技術職女子に話を聞いてみた

今回の記事は、SPACE WALKERでインターン中、都内の大学で機械工学専攻中の女子大生のケーンが担当しました。

10/4(月)~10/10(金)はSPACE WEEK🌙
今年度のテーマは
"Celebrating Women in Space(宇宙で活躍する女性たちを讃える)"
です。ということで、現在SPACE WALKER宇宙輸送部でご活躍中の馬見新彩さんにインタビューを行いました。馬見新さんが宇宙に興味を持ったきっかけから現在のお仕事内容、そして将来の展望まで!幅広くエピソードやご自身の考えなどを伺いました。

馬見新 彩/Aya Mamishin
1994年 鹿児島県鹿児島市生まれ。
2012年 京都大学工学部入学。機械理工学を専門とし、修士課程では複合材料の破壊力学特性解明のための研究に従事。
2018年 京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻修了。
2018年 川崎重工業入社、航空宇宙システムカンパニー配属。民間航空機の設計に従事。
2021年 SPACE WALKERに出向。複合材料タンクの研究開発およびWIRESの機体構造設計に関する業務を担当。


(以下、「ケ」はケーンの発言、「ま」は馬見新さんの発言です。)

ケ:はじめまして。インターン生のケーンです。私は大学では機械系の勉強をしています。本日は、技術系女子の先輩としてご活躍されている馬見新さんにお話をお聞きできるということで、すごく楽しみにしておりました。どうぞよろしくお願いいたします!

ま:はい、よろしくお願いします。

宇宙に興味を持ったきっかけ

ケ:まずはじめに、馬見新さんのご経歴を教えていただけますか?

ま:はい。簡単に大学の時からですけど、大学のとき、私も同じ機械系でした。航空学科とかではなく機械系を専攻してまして、その中でも学生のときから航空宇宙をやりたいという思いがあったので、機械系のなかでも航空宇宙分野に近いかなと思って、複合材料の破壊メカニズムを専門にしていました。
川崎重工に入社した後は、念願かなって民間航空機の設計部門に配属されました。しかし、維持設計を通して経験を積むなかで、ひとつ自分で「開発」というものに携わってみたいなということで、それができる場所がないか探したところ、このSPACE WALKERという会社に出会ったというような経緯ですね。

ケ:なるほど。学生のときから航空宇宙をやりたかったとおっしゃっていましたが、航空宇宙分野に興味を持たれたのはいつ頃だったんですか?

ま:そうですね。多分一番最初は本当に小学校とかそれくらいで。というのも私は鹿児島県出身なんですけど、種子島出身とかではなくても、割と鹿児島市内でもロケットの打ち上げを見ることができるんですね。すごく小さいですけど。そういうので、やっぱり小学校の時に校庭からみんなで見るみたいなところはあって。なんとなく「なんで飛ぶのか不思議だった」みたいなところから興味を持ち始めて。中学校、高校と学年が上がると「どうやら物理を考えているらしい」とか「どうやら工学というものが関係しているらしい」みたいなところから、興味のままにというか、そういう流れで専攻を選んでいったというところがありますね。

中学時代

中学時代(内之浦宇宙観測所にて)

ケ:私も小学生のときに宇宙開発に興味を持ったので、恐れ多いですが親近感が湧きました(笑)。

ま:そうですね、分かります(笑)。小さい頃からの思いをそのまま、興味の向くままに選んできた結果が今かなという風には思っています。

子供時代~大学時代について

ケ:子供時代はどんな子供でしたか?ちょっと難しい質問かもしれないですけど、何に興味があったとか、勉強ばかりしていたとか…

ま:そうですね、ちょっと難しい質問ですけど(笑)。割と、興味あることに自分から進んでいくタイプで、かつ色々なことに興味があるというよりは、一つに集中するとそれを長くやるタイプかなとは思います。
例えば私は音楽をやっていて、ずっと吹奏楽をやっていたんですけど、それも小学校ぐらいから始めて結局大学とか社会人になってからも続けるっていうようなところがあって。一番最初音楽を始めたきっかけというのも、特に両親がやっていたとかそういうこともなく、演奏会がたまたま開かれているのを見て「自分もやってみたい」って思って。親には大変だというので反対されつつ「いや、でもやる」っていうので始めたというところがあるので、ちょっと興味があるなと思ってやってみて、ハマると結構そっちに集中するタイプかなとは思います。

大学時代(楽器と)

大学時代(小学生の頃から続けている楽器と)

ま:それは勉強面も一緒ですね。やっぱり「物理面白い」って思ったからこそ今がありますし。また宇宙関係と言っても、例えば理学的に研究する道もあるでしょうし、実際に宇宙飛行士やパイロットになるなど色々な関わり方があると思うんですけど、やっぱり自分が一番面白いな興味があるなと思ったのは、製造とか工学的に関わるというところで、そこはずっとその思いで来たかなというのはあります。
まあ勉強とそれ以外は半々ぐらいだったと思います。人並というか、そんな感じでした(笑)。

ケ:そうだったんですね。学生時代の専攻は複合材とおっしゃっていましたが、宇宙や航空の分野と言っても色々な分野に分かれているなかで、なぜ複合材という分野を選んだのですか?

ま:そうですね、航空宇宙分野が先導している技術でかつ日本が強い分野は材料だなと。やっぱり航空機も複合材料が使われ始めたときだったし、軽くしないといけない物っていうところでどうしても材料面は必要になるので、そこを日本が得意とするならば、そこを選べば航空宇宙業界で活躍できる未来はあるのかなというので選びました。
なのでちょっと打算的な面もありつつ、そういう理由がありました。もちろん一つは材料力学とかそういうところが面白いと思っていたのも理由ではありますね。

大学時代(研究室)

大学時代(研究室にて)

ケ:学生時代、材料力学とか得意でしたか…?

ま:個人的には一番イメージしやすくて簡単かなって思ってました。流体とか量子とか、あの辺がどうも苦手で。実験して目に見えて動くような材料力学っていうのが、シンプルで考えやすくていいな~っていうのはありますね。

ケ:私は昨年材料力学の授業をとっていたんですけど、苦手だったので尊敬します…。

ま:でも人によりますよね、そこは(笑)。

ケ:話がそれてしまいすみません(笑)。

就職~SPACE WALKERに携わるまで

ケ:なぜ宇宙分野のお仕事をすることになったのかというところで、おそらく小学生の頃から宇宙への興味はおありだったと思いますが、やはり就職するときは宇宙業界や航空業界だけに絞っていたのでしょうか?

ま:そうですね、就職するときはもう絞っていました。航空宇宙っていうのは絞っていて、その中で会社を選びましたね。

ケ:航空宇宙業界でも大企業やベンチャーなど色々あるなかで、どのような基準で選んでいましたか?

ま:就職する当初は、ベンチャーという選択肢は私のなかではなかったですね。そもそも全然情報を持ってなくて知らなかったというのもありますけど、やっぱり新卒で何も知らない状態で入るんだったら、大企業である程度ベースを積んだ方がいいのかなと個人的には考えて、大企業という道を選びました。

ケ:川崎重工業に就職されて、そこから出向というかたちでSPACE WALKERにいらっしゃると伺ったのですが、会社の中でそういう外部に行ける仕組みがあるんですか?

ま:出向という仕組み自体はあります。ただ、私がSPACE WALKERに出向するという道は自分で取り付けました。「こういうことがやりたいと思っていて、こういう会社があったんですけど行かせてもらえませんか?」と言ってみたら行けたっていう感じですね。

ケ:そうなんですね。新人の頃から自発的に手を挙げて異動できるようなものなんですか?

ま:会社と部署にもよるかなとは思うんですけど、私のいたところは幸いなことに、上司も若手のキャリア形成にすごく協力的でしたし、「やりたいことがあるんだったらできることは協力する」と言ってくださるような人だったので、そういう空気感としてはあったと思います。今でもすごくラッキーだったと思います。元々の川崎重工が行かせてあげるというだけじゃなくて、SPACE WALKERで受け入れてくださるというところもないと成立しない話だと思うので、そこはラッキーだったと思います。

現在のお仕事内容

ケ:それでは、現在馬見新さんが取り組まれているお仕事の内容について、詳しく教えていただいてもよろしいですか?

ま:はい。業務としては大きく三つかなと思っていて。
一つ目は、機体の構造関係ですね。自分の専門も構造なのでその辺りをやっているんですが、今持っている仕事としては、機体の構造試験の計画を立てるというのをやっています。機体が出来上がって、各種飛行試験等に行く前に、地上でも構造的に大丈夫かという試験をします。どんな試験が必要で、どうなれば OK なのか、というところをあらかじめ計画書として立てておく必要があるので、それを作るという仕事をしています。

二つ目は、これも構造の一部ではありますが、複合材タンクの研究開発関連ですね。SPACE WALKERとして売り出しているものの一つでもありますが、複合材タンクの技術というのは、今開発している途中でもあるので、これができれば今まで実現していない複合材タンクができる!というところで、取り組んでいます。複合材となると「どう製造するか」というところが結構難しい部分もあるので、製造方法の検討や、どういう材料にするかなど、その辺りもひとつ、仕事としては持っています。

三つ目としては、来年に控えているヘリコプター試験用の地上設備の検討です。ヘリコプター試験は飛行試験前に機能確認するため、ヘリコプターで機体を吊って試験をするものです。ヘリコプター運営会社さんと調整しながら、試験に際し機体の姿勢を変えるためのジグ(加工物を工作機械に取り付け、刃物を正しく当てるために使う道具)や試験中に機体の姿勢を安定させるための部品の検討を行っています。

ケ:複合材タンクのところで「製造が難しい」というのは、私の勉強不足で恐縮なのですが、どういったところが製造で難しいのですか?

ま:複合材料ならではの製造工程があるのが理由になると思います。複合材料製の部品を製造するときは薄いシートみたいなものを積層して作っていくんですが、例えばそれにシワがよるとか、あとはカーブしてるような形状のものだとそれに沿わせきれずに繊維が壊れちゃうとか、そういうところが製造の難しさです。

ケ:なるほど、注意しなきゃいけない項目がたくさんあるんですね。

ま:そうですね。結構その辺がノウハウなのかなと思ったりはします。

1日のタイムスケジュール

ケ:ここまではお仕事の内容についてお聞きしてきましたが、これらのお仕事のために、普段どういったスケジュールで過ごされているのかというところが結構気になります。お休みの頻度や、お仕事の日の1日のタイムスケジュールなどをお聞きしてもいいですか?

ま:はい。お休みはカレンダー通り、土日と祝日は休みです。
仕事の日は大体9時スタートで、出勤するとまずメールを整理します。夜中にメールが来ていることはそんなにないですが、何かあれば返信して。そして、今日何やろうかなっていうのを考える時間を取って、それらを全部合わせて9時半ぐらいまでにやります。会議とか打ち合わせも多いんですけど、そういうのは午後に入ってくることが多いので、午前中は会議に向けての資料確認とか、自分で手を動かすような作業をやったりというところです。午前中はそういう時間の使い方をすることが多いですかね。やっぱり他の皆さんも午後になると会議が増えてきたりするので、午前のうちに社内で話しておきたいことを話しておくことが多いかなと思います。
午後になるとちょこちょこ会議が入ってきて、でもそれも夕方ぐらいになると落ち着くので、その後は会議で出たようなアクションとかタスクとかを整理したり、忘れないうちにやらないといけないものがあれば、その後資料を作ったりメールを送ったりということをやっています。大まかにはその流れです。

1日のスケジュール
09:00~09:30  スタート
          メール、To doの確認や社内の人との連絡共有など
09:30~昼頃    会議に向けての資料確認、自分で手を動かす作業など
午後           会議、打ち合わせ
夕方           会議で出たタスクを整理、作業

ケ:残業とかって結構多いんですか……?

ま:私の場合はあんまり。やっぱり規定もありますし、そんなに残業することはないですけど、(残業を)やりたくなる時はありますね(笑)。もうちょっとやりたいなあって思うときはあります。

ケ:え…素敵ですね…!!お仕事をもっとやりたくなるとか、そういうことを感じる社会人の方ってあまり多くないのかなというイメージだったのですが…

ま:私個人としては作業を通じて勉強になることもいっぱいあるので、ワークライフバランス推進のために残業時間を減らすことが有効なのはよく理解していますが、頑張りたいときにもうちょっと会社で作業していたいなあということになりますね、私としては(笑)。

お仕事のやりがい

ケ:今のお話を伺っている限り、お仕事を楽しまれているような印象を受けているのですが、実際に働かれている感想としてはどんなことを感じていらっしゃいますか?

ま:そうですね。やっぱり開発やりたいなと思っていたので、そこの「まさにやってる!」っていうところに立ち合えているのはすごくいいことだなと思います。一方で、川崎重工にいた時と違いすぎて大変だなっていうのもあります(笑)。

ケ:川崎重工との違いというのは、具体的にどういうところで感じていらっしゃいますか?

ま:やっぱり大手とベンチャー企業の差というのが大きいかなと思っていて。
大手の良い所でもあり悪いところでもあるんですけど、やはり大手にいると大きなプロジェクトがドンとあって、その仕事が細分化されて個人に降ってくるっていうところですよね。なので自分がやるエリアっていうのは決まっているし、自分が達成すべき所っていうのも決まっている。それを頑張ってこなしていったら、また次のチャンスも回ってきてっていうような働き方になります。
もうベンチャーに来ると、例えば先ほどお話しした構造試験の計画書とかも、普通大きな企業だったら一人でやるなんてありえないことで。あとはゴールとかも自分で決めることが多いですよね。そこまで行けば OK というのも自分で決めていくっていうところで、そこは結構大変なところでもあり、やりがいのあるところでもあり、という感じですね。

ケ:そうですよね。一人にかかる裁量も責任も、ベンチャーの方が大きいということですよね。

ま:そうですね。

ケ:あとは、お仕事のやりがいというのはどういう時に、どういう瞬間に感じますか?

ま:今のSPACE WALKERに限らず、アウトプットが評価されたときというのがひとつあるかなと思っていて。何か提案してそれが通ったとか、はたまた図面が出て行って実際のものができたとか、そういうところかなと。やっぱりものができたときですかね一番は。それが例え1部品とかであっても。

ケ:何か自分の考えていたことが形になったときということですよね!

ま:そうですね!そう思います。

今後のキャリアについて

ケ:今後の馬見新さんご自身のキャリアプランをお聞きしてもよろしいですか?

ま:短期的には、構造関係の担当者としてこれを開発した!というのを言えるような経験をしたいです。また、長期的には自分がそれまで持ってきたような技術とか経験とかを使って、プロジェクトの方向を決めるような提案が出来るようになりたい。構造の一番の責任者として他の分野の責任者たちと話ができる立場になるっていうのが一番の理想かなとは思っています。なので他の分野の人とも話ができるようにアンテナをはりつつ経験を積んでいきたいと思っています。ベースも持ちつつやっていくっていうのが理想かなとは思っています。

ケ:なるほど、専門性も極めてというところですよね。

ま:そうですね。

私生活との両立について

ケ:お仕事だけではなく、例えば女性として働くとなると結婚や出産のタイミングがお仕事に影響してくる方も多いと思うのですが、そういった人生設計と言いますか、仕事との両立などについては何か考えていらっしゃることはありますか?

ま:そうですね。やっぱりそこは学生のときから気にはなっていて。会社としてどうかっていうところがまず一つありますよね、会社としてそういうの(私生活との両立)が可能なところですかっていうのはひとつあって。そこについては先輩の話を聞いたりとかして、出来る会社を選んできました。
その上で、じゃあ自分がどうしていくかというところが難しいなっていうのは思っていて。どうしても今の時期っていうのはすごく仕事に打ち込んで、色々な実績を作ったり、経験を積んだりしたいとき。一方で、そろそろ私生活の面も考えるような時期でもある。私の場合は仕事に重きを置きたくて、私生活についてはもうちょっと先かなと思っています。

ケ:なかなかキャリアを積みながら両立というと、まだ制度が整備されていない会社も結構多いのかなというイメージがあります。

ま:そうですね。あとは制度としてあっても、それを使うかどうかが難しいところだなとは思います。すごく上手くやっている方もいらっしゃいますが、やっぱり休む期間が発生するということはその間お仕事ができないということになるので、そうなると制度としては使えても、自分の思いとしての焦りや不安はあると思う部分はあるので、そこのバランスはやっぱり難しいですね。

ケ:そういった話は、就職活動している段階から社員の方にお話を聞いていたんですか?

ま:聞いてました聞いてました。やっぱり心配で。制度を使う使わないって話はもちろんありますけど、そもそもできる環境かどうかっていうのを確かめておかないとダメだな、少なくとも環境としてはあるところっていうのきちんと見極めたくて。

ケ:私も就職活動するときに色々リサーチしてみたいと思います。

ま:はい、色々聞いてみるのが大事だと思います。

今後のビジョン

ケ:今後のビジョンとしては、航空宇宙業界が将来的にどうなってほしいかというような思いや考えなどはありますか?

ま:設計という立場で関わっている者としては、もっと実験などにおいて失敗が許されるような状況になるといいかなっていうのはちょっと思ってますね。
どうしてもものづくりってなると失敗も必要なのかなというのはひとつ思ってるので、そこがもうちょっと許されるような関係になると、もう少し開発もやりやすくなるんじゃないかなとか、色々なことを試せるようになるんじゃないかなって思ったりはします。
なので、そうなるためには色々な人が興味を持つことが必要なのかなと思ったりしますね。色々な人が興味を持って、かかわる人も増えて、現実的な話で言うと使えるお金も増えて、っていうところがもうちょっと進んでくると、そういう失敗ができる状況になるのかなっていうのは個人的には思っています。

ケ:そうですよね。特に機械系の分野だと、失敗から学ぶことも多いというのを大学の授業でも聞いたことがあります。

学生、特にリケジョに向けたメッセージ

ケ:最後に、学生、特にリケジョや機械系女子などに向けて、何かメッセージがあればお願いします。

]ま:私の認識は、学生のときの女子の友達は、信念を持ってその道を選んできた人が多かったかなという風に思うのでそれを貫いていってくださいというのが一番のメッセージです。自分が女性だったから大変だったことというのは今まではなくて、どちらかというとこれから発生してくることかなと。先ほどの私生活の話とかそういう面でこれから発生してくるところかなとは思うので、そういう不安がある場合は先輩をどんどん使えばいいのかなって思います。

ケ:ありがとうございます。私自身は現在大学3年生で、文系の友達は結構みんな就職活動をしていて、「自分はそのまま大学院に進むべきなのか、就職という道も考えた方がいいのか」というのを今年の春頃は悩んでいました。就職活動もしてみた結果、宇宙業界に進みたいなという一つの軸が見つかってきた段階なので、今お話にあった「信念をもって貫いていってください」という言葉はすごく刺さりました。

ま:その信念自体は何でもいいかなとは思っていて。例えば「安定して稼ぐために大企業に入る」とかそういうのでもいいですし、「ひたすら宇宙をやりたい」でもいいと思うんですけど、何か持っていればそれに合わせて道を選んでいけるはずというのが、メッセージです。自分へのエールでもあります(笑)。

取材・文:ケーン(大学生 インターン)