スイスのRUAG Space、NASAから木星探査ミッションのための装置開発を受注

スイスの宇宙ベンチャー、RUAG SpaceがNASAのジェット推進研究所から人工衛星用の大型衛星輸送コンテナとトロリー(チェーンを用いて荷物を吊り上げ、レールに沿って荷物を運搬する際に使用する道具)の開発を約200万ユーロ(約2億円)で受注した。

今回受注した大型衛星輸送コンテナは、深宇宙探査ミッション「Europa Clipper」、小惑星探査ミッション「Psyche」、地球観測ミッション「NISAR」等の探査機を製造コンテナから打ち上げ場まで移動するために使われる。

また同じく受注した多目的トローリーは、木星の衛星エウロパの詳細な調査を行い、氷の月が生命に適した条件を備えているかどうかを調べる探査機「Europa Clipper」の統合作業に使われる予定だ。
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タイトル画像出典：RUAG Space社HP

《ライター》
・記事執筆/編集：佐藤凜

《参考文献》
[1]https://www.ruag.com/en/news/nasa-orders-satellite-container-and-trolley-ruag-space
[2]https://news.satnews.com/2021/07/07/ruag-space-to-provide-satellite-container-trolley-for-nasa-satellites/