同じ映画を再び観ることのメリット

先日、『疾風ロンド』という映画を観た。

私は映画ノートをつけているのだが、2年以上前に一度この映画を観ていて、その時の私個人での評価はなかなか低かった。昔から好きな阿部寛さん目当てで観たはずなのだが、「キャストの無駄遣い」やらなんやら、だいぶ偉そうに書かれていた(笑)

しかし、2年以上の歳月を経て、今度は別の出演者目当てで観てみた。


いやいや、おもしろいじゃん!

普通に笑えるし、キャストも豪華で、もちろん阿部寛さんのコミカルな演技もいい!

展開が何段階かあるので、初めて観るからこそ驚ける部分も多いのだが、それでも楽しめてしまった。

おそらく、いろいろな粗さが気にならなかったので、純粋に面白いと思えたのかもしれない。


個人的には、エンドロールが好き(笑)

エンドロールは記憶になかったので、初回で観たときの感覚に浸れて少し得した気分。


改めて、一度観たときの印象だけで「もう観ない」選択をしてしまうのは、もったいないことなのだなぁと思った。

もちろん、何回見ても好きになれない映画はあるだろうし、逆に2回目観ることで「あれ?こんなもんだった?」と残念な感想で上書きされてしまうこともあるだろう。(私はあった笑)


けれど、年月というのは偉大で、その間に自分の価値観がいかに変わっていいることか。

映画は、自分の変化に気づくきっかけをくれるのだと思う。




映画って、やっぱりいいなぁ。