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「フロントエンドという肩書きに違和感を感じるように」越境をたのしむキャリア形成

スペースマーケットで活躍する社員にフォーカスしたインタビュー企画!今回は、テックリードエンジニアとして活躍する佐伯さんに、業務を越境するおもしろさ、チームの環境、今後のキャリアについてお話を伺いました。



Engineer Div. テックリード 佐伯 星
1988年、神奈川県出身。パティシエやアパレルなどの様々な業種を経て、29歳でフロントエンドエンジニアとしてのキャリアをスタート。受託制作や自社サービスの会社で数年キャリアの積んだのち、スペースマーケットに入社。入社後はバックエンド、インフラと領域問わず開発するようになりテックリードに抜擢される。




アパレル販売員からエンジニアへの挑戦


ーースペースマーケットで担っている役割を教えてください。

メイン業務はスクラムチーム(※)のメンバーとして、特にこの領域とか決めずに機能開発を進めています。また、テックリードとして、主にフロントエンド領域のリードや、開発基盤、CI/CDなどの整備・改善をしています。

(※)スペースマーケットのスクラムについてはこちらの記事でもご紹介しています👇


ーーこれまでのキャリアについて伺えますか?

スペースマーケットは入社4年目になりました。エンジニアとしてのキャリアでは今が3社目ですが、その前はアパレルの販売員でスーツを売っていました。

理系の大学を中退後、専門学校を経て、アパレル業界に就職しました。ですが、仕事をしているうちにエクセルのマクロなど業務高効率化することに興味があることに気づき、仕事を変えるなら早い方がいいことで未経験で受託の制作会社に転職したんです。そこからエンジニアとしてのキャリアがスタートしました。その後、自社開発の会社に転職した際に、現在スペースマーケットでVPoEをしている成原さんに出会ったんです。


ーー成原さんとは前職でも一緒だったということですね。スペースマーケットに入社した決め手はなんだったんでしょう?

成原さんですね。リファラルで入社したのですが、前職の成原さんを知っていたからこそ、彼が楽しく働ける環境ってきっと良い雰囲気の会社なんだろうなと確信できたんです。


FEからBE、さらには採用にも挑戦。「越境」を体現する上で、熱狂してやり切れる理由


ーーもともとフロントエンドとして入社していますが、現在の業務は多岐に渡りますね。

今のチームにはさまざまな職能の方が在籍しているのでそこをテックリードとしてとりまとめています。

「フロントエンドエンジニアの佐伯」ではなくて、「Webエンジニア佐伯」だと思って仕事をしています。フロントエンドという言い方に違和感を感じるようになってきましたね。


ーー「フロントエンドエンジニア」という肩書きに違和感を感じるようになったのはいつからですか?

スペースマーケットに入社して1年半くらいですかね。最初はフロントエンドの改善を担当してたんですが、それだけではできないことがたくさんでてきて。フロントエンドの領域だけだとその場限りの改善になってしまい、根本的改善になっていなかったんです。「じゃあ自分でどんどん直していったらいいじゃん」と思い、色々とやってきた結果、フロントエンド以外の領域もあたりまえにやるようになってました。

職域にとらわれずに横の連携をしながら、お互いの知識を共有し合いながら、高め合っています。

なので、実は最初はバックエンドすごくやりたいというモチベーションではなく、事業の成長と課題解決のためにあたりまえに幅を広げていってた、という感じです。

既存の手持ちの手札だけだとできることは限られてる。できないと言うのは悔しいなと。まずはとりあえずやってみてやれることを広げていったら、フロントエンドエンジニアではなくなったんだと思います。


ーー周りも同じような考え方を持っているんでしょうか?

決めたことだけをこなすのではなく、隣でやっていることもできるようになろうという姿勢を持ってる人が多いです。「一つのチームで完結した機能をつくる」というスクラムの考え方に基づいているので「他のこともできないと、チーム内で活躍できない」という状態になってくるんです。結果として、みんなが色んなことにチャレンジできるようになっているんじゃないかなと思います。


ーー強制されたものではなく、あくまで自発的に越境してやっていこうというマインドが根付いてるんですね。

まさにそうですね。基本的にその人を尊重して、まずはやれることをやってもらいます。強制したことはありません。嫌いなことは絶対に続かないと思うので。組織全体で越境して幅広くやっていこうという雰囲気があるので、あたりまえにみんながそのマインドを持っているんだと思います。


ーー採用にも携わっていますが、そこまで越境していく原動力はなんでしょう?

エンジニア採用は新卒・中途関わらず、エンジニア組織がオーナーシップを持ってやっています。

原動力は3つあって、1つ目は、「早く進めたい」。プロダクトに価値提供していくためにはスピード感が大事です。他のバックエンドエンジニアに依頼するためのミーティングの時間を省けますし、一緒に仕事するとしても相手の仕事を分かっていると協業がスムーズです。なのでいち早く結果を出すために全てを分かっていたいという思いがあります。

2つ目は「周りが受け入れてくれる環境」です。メンバー間に壁がなく、一緒に作り上げていくという姿勢があるので、それが結果として自分自身もエンジニアとしても大きく成長できた理由になりますね。

3つ目は「できないと言いたくない」。というシンプルに負けず嫌いですね。やれば出来るという楽観的な気持ちで色々なものに挑戦しており、もちろんダメなときはメンバーに助けていただいてます。


ーー2024年上期の表彰式では、Atto賞「熱狂ドリブン」を受賞されていましたが、そのときのお気持ちは?

行動指針(Atto指針)をもっとも体現した人に贈られるAtto賞

熱狂して頑張ってるんだっていうところを認めてもらえたのは素直に嬉しいですし、一緒にやり切るぞ!という「熱狂ドリブン」のマインドが今のチームにあるからこそ取れた賞だと思います。たとえば「今日は〇〇を絶対終わらせてから帰ろう!」と言うとチーム全体も「やろうぜ!」と一緒に熱狂して取り組んでくれる。全員が前のめりな姿勢を見せてくれるので臆することなく仕事に打ち込めました。

スペースマーケットの行動指針(Atto指針)の一つである熱狂ドリブン


サービスを一から作れる人を目指して、ビジネスサイドまで越境していく


ーースペースマーケットでどんなキャリアを形成していきたいですか?

より全体を俯瞰してサービスを一から作れるような人になりたいです。フロントエンドももちろん好きなんですけど、やっぱりバックエンドやインフラを知れば知るほど、より良いサービスを作れるんじゃないかと思えてきます。この役職に就きたい、という型に捉われず適切な選択をできる人材になりたいと考えています。

また今後はエンジニアリングだけではなく、ビジネス視点を持ってプロダクトの戦略を考えていったり、より良いものを作るために必要な組織づくりにも意識を向けていきたいですね。


線引きせずにチャレンジしていくおもしろさ


エンジニア合宿の様子

ーー最後に、こんな人と働きたいという方はいますか?

一つのことしかやらないって人は合わないと思います。業務を線引きせずに、ポジティブにチャレンジしていける人が集まっているからこそ、苦しい時や大変なときでも一丸となって頑張れる。その雰囲気がチーム全体にあるんですよね。そこを全力で楽しめる仲間と一緒に働きたいなと思います!


「越境」がキーワードとなっているスペースマーケットのエンジニア組織。そこには、「スペースシェアをあたりまえに」を実現する上で、サービスをよりよくしていくためのあたりまえの姿勢だったことに気付かされました。

これからさらにキャリアの幅を広げて成長していきたい、越境してチャレンジしてみたい!という方、エンジニアメンバーとカジュアルにお話できますのでこちらからお気軽にご連絡ください👇✨


Authored by 伊藤 亜美奈